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382日 あなたの願い


「今日が退院ね。飛翔、竜門大学の学食の件はどうにかしておいたわ。」

「どうしてその件を…」

「私がそれを知っていたから。ね?佳澄?」

「そう。まさかあの大学がそうなっているとは思わなかったけど。」

「竜門大学の真相を知っていたの?」

「そうだよ。私の同期が竜門大学でね。その人が学食で働いていたからさ。」

「その子って…」

「…まぁいつか会えるよ。さぁ、家に帰ろう。」


こうして久々に家に帰った。家に帰ると、見知った二人の姿があった。


「飛翔、どこにいた?」

「私たち、心配しましたよ!」

「つむぎと華恋!?意気投合したんだね!」

「そりゃ飛翔がいないから心配でさ。」

「それで、どこに行ってましたか?」

「竜門の方に…」

「あぁ。私が行かなくてよかった大学がある街ね。」

「華恋さんは行く予定だったのですか?」

「だってあそこ、先生の雰囲気が怖いんだもん!もし選択肢が選べずにそこに通うぐらいだったら転生をやめるところだったよ!」

「そうだったのですね…」

「ところで、試験勉強は?」

「今日は休みをもらったの。張りつめすぎてもいいパフォーマンスが出せないからね。」

「私は久しぶりに飛翔さんの手料理が食べたくて…」

「あぁ…ごめんな…今日は作れないんだ。明日まで安静にしなけりゃいけないし…」

「飛翔…もしかしてあの事件の被害者、あんただったの!」

「…飛翔さん、今の私たちは多分止められませんよ。」

「やめて。たぶんその考えを持ってる人たちが竜門に来ている。」

「急いで行かないとじゃない!」


夕方、テレビのニュースに映っていたのは竜門大学での暴動だ。僕が撃たれたとき動機と判決の内容に納得のいかない人たちが大学を取り囲んで暴動を起こしている。それを見て、僕も止めに行った。


「学長、出てきなさい!」

「もう私たちは囲んでいるのよ!」

「…なんで…なんで暴動を起こすの!」

「飛翔、これは私たちの仕事。」

「真音さんの言う通り。あの学長はやりすぎた。」

「…初音さんと宏さんも止めに…」

「こればかりは彼女たちに賛成だ。あの学長は罪をもみ消したのだから。きっと飛翔だって同じことをするだろう。」

「そうだな。だから私たちは見守る。魔王が来るまでずっとな。」

「どうして取り囲む?そして…どうして生きてる?おかしいと思わないかね…あんな学食のためにどうしてこんな目にあうんだよ。」

「あんな学食?おい、今の言葉取り消せよ。」

「みんな落ち着け…ちょっと僕が怒るから。」

「飛翔…わかった。」

「学長、あんたが食べられなかった学食を用意する。ご希望のメニューは何だ!」

「はぁ?」

「希望がないならこのみんなからの攻撃を一撃ずつしっかり受け止めてもらう。食べるか死ぬか。どっちを選ぶ!」

「…カツカレーの大盛り…」

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