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375日 早く起きてくれないか!


 街は試験準備のため、静まり返っている。学校は宿泊を解禁して一人でも多くの合格者を出させるために学校内だけが賑やかなのだ。学校の中には学食だけでなく、購買も力を入れている。実際、浜中大学の購買は先日テレビで特集されていた。


「結花さんも佳奈ちゃんと合宿だし…あの3人がいるか。」


向かいのアパートのどっかのチャイムを鳴らすと…


「こんにちは…って飛翔さん!?」

「さくらちゃんか…どうしたの?」

「実は…最近…出番がなくて困ってます…」

「そうだったのか…そういえばあの3人は?」

「実は今日…昼から飲み会らしいです…」

「女子会なのに呼ばれてないのか…」

「いや、壮くんや恵斗くんは呼ばれてますよ?」

「…どうして呼ばれてないんだよ!」

「グループによると…あ、結構来てますね。」

「上天の居酒屋か…あ、電話だ。」

「もしもし?飛翔の電話?」

「恵斗じゃん!どうしたんだよ!」

「大変なんだ!飛翔がいないせいで…やばいことになってるんだ!」

「え?今どの店にいるの?」

「上天のもぐもぐって店!」

「もぐもぐ…分かった。今から何人か連れて行く。」

「あぁ。わかった。」

「一緒に行きましょうか。」

「そうだな。まぁ、ゆっくりでいいか。」


上天のもぐもぐ…これは路地裏の隠れた名店だ。僕も先月一人で行ったことがあるが、なかなか面白いお店だ…しかし、ここはお酒が飲めないとダメなお店だ。


「ぱーりら!ぱりら!ぱーりら!」

「…zzz」

「早く起きてほしいかな!」

「飛翔じゃない?どうして来たの?」

「恵斗が呼んだ。」

「だって収集つかないんだもん!壮は寝てるしさ…俺も飲めないんだよ!」

「飲めよ!飲めよ!」

「梨穂、よくないわ。」

「言ってるそばからウーロンハイに変える葉子もなかなか鬼畜ね。」

「吉乃は寝てるし、波音は寝てる。明日海は静かになっちゃった。」

「京子も寝てるし真音はすごいし…沙恵だけがまともなのか…」

「ありがとうございます。ここは切り干し大根とマグロの刺身が美味しいイメージなんだ。」

「あ、今日は鯛の刺身がおすすめらしいですよ。」

「いいじゃん。じゃあ2つお願い。」

「…もしかして飛翔さん、飲んでますか?」

「駆けつけ一杯で飲まされたぜ。」

「それなら仕方ないですね。」


この店は料理が美味しくて安い。今頼んだものだけで650モイなのだから。


「いやぁ、美味しいですねぇ。お酒。」

「そうだよ。飲まなきゃやってられないよね。みんな試験頑張ってほしいけどな!」

「大丈夫ですよ…それにしても…みなさんがうるさいですね。」

「明日海ちゃんって静かに飲むんだね…」

「今日はそういう気分でね…はぁ…ごめんね。私が止められなくて…」

「いいんだよ。」

「お邪魔しまーす!」

「早苗さんと好海さん…」

「第二部ってこのあとだよね?」

「もう始まってるよ!」

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