(4月24日付けの手紙)その2
エヴァは、学園の保健室に薬草を売ることになります。
お母さん
干した薬草が高値で売れたので嬉しくってルンルンしていたら、保健室のフォード先生から呼び出しを受けました。
先生によれば、イースレイの薬局へ薬を買いに行ったら、店主に「これは、学園の生徒が売りに来たものだ」と言われたそうです。
調べてみたら品質も良かったので、薬屋から買うより私から直に買った方が、双方にとって都合が良い(ウィンウインだ)と考えたそうです。
そして、薬局に売った卸値の3割増しの値段で買おうと提案されました。
ちなみに、薬局から買うと、私の売値の倍はするそうです。
そこから値段の交渉が始まって、結局、5割増しで手を打ちました。双方、痛み分けって感じです。
何やかんやで、商談成立。
ドクターに「平民は、シビアだ」と言われましたが、誉め言葉だと受け取っておきます。
交渉の結果、今後、薬草を採取したら、まず、保健室へ持って行くことになりました。
洗って干すのは、その後です。
いつもいつも厨房を借りるのは申し訳ないので、保健室で作業ができるは、助かります。
他の生徒の目にも触れませんし。
今後は、学園に買ってもらえなかった分だけイースレイの薬局に売りに行くことにします。
これで、アルバイト『その2』ができました。
もちろん、『その1』は、お貴族さまのパシリです。(笑)
ところで、先の手紙にも書きましたが、こっちは村より物価が高いです。
同じような物でも、貴族相手だからと、お店に上等の物しか置いてないせいだと思うのですが、結構辛いです。
文房具に意味のない装飾が付いていたりするんです。極力飾りのないものを買うようにしているんですが、そもそも材料が全然違うんです。
この前見た万年筆なんか軸に象牙を使ってました。金銀に宝石をちりばめるという馬鹿げた商品まであるんです。
たかが文房具に贅沢するんじゃない!と言いたいくらいです。
全部が全部は無理でしょうが、物によっては安物も売って欲しいです。おかげで、ちょっとしたものを買うのに村やユーグレンで買うより3割増しから倍のお金が必要なんです。
だから、セッセとアルバイトに精を出して小遣いを稼いでいるのですが、今のところ順調です。
特に、薬草採取のバイトは、割の良いバイトです。
薬草採取に必要なグッズを送ってくれたお母さんに、感謝です。
4月24日
森の魔女とお母さんの弟子 エヴァ
エヴァは、商才があるようです。




