映画
いろいろあって、死んだ、殺した、に疲れたので、家電量販店に行き、プロジェクターとDVDを読み込む機械を買ってきて、レンタルショップであまり人気の無さそうな韓国映画を借りてきた。
HDMIケーブルで直接プロジェクターと繋ぎ、部屋の壁に投影して、床には布団を敷き、背もたれとして人をダメにするソファーを完備。
ヘッドホンは当然ワイヤレスの高音質タイプを選択して映画を見た。
ぶっちゃけ、映画館で見るよりもホームシアターで見る方がよっぽど良い。他の人の息づかいや物音を気にしなくていいし、ねっころがって見られるし、好きなときに飲食ができるのだった。
映画は殺人鬼の映画だった。
まず最初に刑事の嫁さんが殺人鬼に目をつけられて、どうみても肉処理場に連れていかれて鎖に縛られる。
これがまたよかった。床はコンクリート、動物が逃げないように縛る柱が中心に一本たっていて、床のすみには排水溝があった。血を流すやつだ。
そういう場所に行った人ならすぐ食肉施設だと分かるその雰囲気の中で全裸の女が縛られているのである。
また、殺人鬼がつかう武器も実に秀逸で、明らかにブッチャーナイフ。この犯人が食肉の仕事に携わっていたことを表しているし、なんなら最初に切るのが脇だった。
これは枝肉を作ると呼ばれる、手足を最初に切り落とす行程で今後の処理を楽にするために胴体から切り離しているのだ。
ハイどうみても食べるつもりですこの人!!
女が最後の力を振り絞った命乞いに対し、「なんで?」で返すのも良かった。おう。この人好きだ。
唯一気に入らなかったのは、こっちがもう、食べるのだなと身構えているときに、川のシーンになって頭が見つかること。
いやなんで、遺棄してるんですか。今肉にしてたじゃないですか。どうしたんだよもう。がっかりだよ。
と、思ったのだが、見つかったのは頭だけだった。
家畜を数えるとき、一頭と数える。それは死んで肉になったときに残るのが頭だけなので、そういう数え方をされる。
頭から肉をはずすのは面倒だし食べる部位も少ない。ゆえに捨てたのだ。
と気がついて鳥肌ものよ。監督さんは天才かな?えーこの人生きててほしい。たぶんこの人、人の死を見ている。
その後、レイプ未遂のシーンがあって、たまたま部屋に来ちゃった玲子さんと気まずい雰囲気になった。




