↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
51/63

「おら! いったいあたしたちに何の用だ!」「お前が答えてくれるのか?」「だ・か・ら! ここにいる華子が相手だって言ってんだろ!」「勝手に私の出番を作るな!」

「おら! いったいあたしたちに何の用だ!」


未來の鼻息は依然として荒い。


「お前が答えてくれるのか?」


「だ・か・ら! ここにいる華子が相手だって言ってんだろ!」


といって私を指さす。

それもコソコソと私の背中に隠れた状態で。


「勝手に私の出番を作るな!」


まったくなんたる卑怯者!

大体にしてお前は私を守ってくれるんじゃなかったのかよ。

あろうことかそんな私を盾にしているのだ、この阿呆は。


とはいえ、確かにここは私の出番かも。

どこまで話をすることができるのかはわからないけれど。

気持ちに余裕ができたことで頭もうまく回っている。

そしておじいちゃんを見る。

相変わらずこちらに気が付いているのかいないのかわからない状態だが、いまのところ何かをされたという様子はない。


この不思議な存在と何かを話しているようだ。


が、それでいてコイツはそれとは別に私たちにも話しかけてもいる。

聖徳太子のトークバージョン?

まぁ、なんでもありなんだろう。

どう見ても超越した神秘的存在なんだから。

そして、そんなときに例の生理現象が現れた。


『お茶が飲みたいな』


これはいい流れである。


私はいつも大事なことに取り組む前には生理現象として喉が渇くというのがあるのだけれど、こう思えることは万全の態勢で挑める何よりの証拠。

しっかりと状況を把握できているからこそ、そういう気分になっているのだから。


さて……あなたは何者? ここはどこ? おじいちゃんとの関係は? なにがしたいわけ? 私たちをどうするつもりなの? そして私たちの能力について何か知っていることはある?


……うう、だめだ、どれを聞いても私程度の理解を軽く飛び越えそう。

だからこその超越なんだろうけれど。


「ふふふ。どうやらお前程度の頭脳では私と会話をするのは無理なようだな」


考えていることがわかるらしい。


「まぁよい。それならお前が聞きたいと考えていたことをわかる範囲で答えてやろう」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。