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告白。

 さて、昨日、僕は先輩の前である話をした。

 まあ、その詳細に関しては割愛しておくが、内容をまとめると、想いを内に秘めてるより、伝えてしまった方がいいって話だ。

 そういうアドバイスめいたものを、先輩にしてしまった。

 まあ、だからって僕が伝えなければならないかって言うと、そんなことはないんだろうけれど、でも、他人にそういう助言をしてしまった手前、自分が言わないっていうのもなんだ。

 ということを思って、僕は昨日のからずっと悩んでいる。

 どうしようか。う~ん。

 まあ、まだまだ時間はあるし、というか、期限があるわけでもない。

 うん。

 焦って悩む必要はないってことだ。

 しっかりと熟慮すべきだ。

 うん。交友関係に関わることだし、慎重に決めないとね。

 慎重に慎重に......。


 とかなんとか思っている間に、三日が経過した。

 慎重に考えようなんて思い始めたのが火曜日だから、火曜日水曜日木曜日と、考えていたことになる。

 告白をするかしないかなんていうことで三日もかけるなんて、無駄な気がしないでもない。

 というか、すぐにしようと思わないってことは、所詮その程度の思いだったってことだ。

 よし、告白は今はやめておこう。

 そう思い至り、僕は席を立った。

「遠山? どうした?」

 授業中でした。てへ。

「すみません。寝惚けてました」

「まあいい。座れ来週からテスト一週間前だというのに。気をつけろよ?」

「はい。すみませんでした」

 僕は再び席についた。


「にしても、珍しいね。カズヤが寝ぼけるなんて」

 授業が終わるなり、チヒロが僕に言ってきた。

「いや、寝惚けてたっつーより、考え事してただけだからな」

「そうなんだ~。何考えてたの?」

「ん、いや、大したことじゃない」

「そっか」

「ああ。本当に、大したことじゃない」

「そう言われると、さらに気になっちゃうな」

「まあ、何かしら起きたら言うよ」

「楽しみにしてるね」


「さっきのあれ、考え事でしょ。ノートちゃんととりながらだったし」

 部室に向かう道すがら、春山が言ってきた。

「ばれるか......」

「結構見てるからね。それで、何考えてたの?」

「いや、大したことじゃない。告白するかしないかをずっと迷ってて、結論が出たからなんとなく立ち上がったら授業中だったってだけだ」

 あ、しまった。

「こ、こくはく......? 誰に......?」

 あ~、まずい。どうしよ。

 とりあえずはぐらかすか?

 それとも、いっそ今告るか?

「あ~。その、結果が出たら言うよ。待ってて」

「う、うん、わかった」

再びのタイトル詐欺。


まだ終わりませんよ~。

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