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ある意味思春期あるある

ふむ、どうやらかなり面倒くせぇ部類の世界だなここ。

まさか言語が違うパターンとはなぁ…………

まぁ別に面倒くせぇ部類ではあるが珍しい部類じゃねぇんだよなぁ、残念なことに。

大体……8割ぐらいか?言語が違う世界は。

だからまぁ、馴れてるっちゃあ馴れてんだがなぁ……

馴れてんのと面倒くせぇのとは別だし…………なぁ?


「tkp#djd*tj?jtjajI'm失a8n6礼gry0」


と、少女はまた俺に向けてやいやい言ってるが相変わらず何言ってんのかは全くわかんねぇ。

わかんねぇけど表情から少し怒っているのは理解出来る。

恐らく俺が何も喋らないことに痺れを切らせたのだろう。

でもなぁ、何喋ってんのかわかんねぇしなぁ…………

…………よし!!

このままだんまりを決め込んでもなんにもならねぇと悟った俺は覚悟を決めて口を開いた。


「mkpdgjajmagI'mab神nor士mal」


谷崎俊希の異世界あるあるその2

通じないとわかっていても一縷の望みに掛けてチャレンジしてみる。


「!!re3a6lly貴sl公ave」


少女は少し驚いたような顔をした後に直ぐ様顔を左右に振って表情を元の蠱惑的な笑みに作り直した。

……嘘っ!?

通じちゃった!


谷崎俊希の異世界あるあるその3

そこそこの奇跡を起こす。


「m私wgb#tm0ap6m犬ap5」


「dwtj俺djpwj*ag*m2agja6豚gmd」


「…………?dmtjd死dtgam」


「mt俺jag御mtk褒mujdtm美6dd」


谷崎は少女と話を続ける。

時々少女は驚いたり、まるで道端に吐き捨てられたガムでも見るかのような表情をしたりはしたがちゃんと谷崎の言葉が(その意味や意図はともかくとして)理解出来ているようだった。



はっはっはっ、何言ってんのか何もわかんねぇ(笑)

何か奇跡的に通じちゃったけど自分が何言ってんのかすらわかんねぇからたち悪りぃな。

あーあ、日本語が通じりゃあ話が早ぇんだけどなぁ。

通じねぇし………………いや、待てよ!

この娘に日本語が通じねぇってことは……

………………成る程。

俺は出来る限りの笑みを浮かべて少女に話し掛けた。


「お嬢様、乳を揉ませて頂けませんでしょうか?」


谷崎俊希の異世界あるあるその4

相手がわからないことを良いことにセクハラしてみる。


少女は言葉が通じねぇからかきょとんとするだけで何も言わねぇで俺の方を見続けている。

どうやら蠱惑的な笑みを浮かべるのは止めたらしい。

まぁ、そのきょとんとした顔もかなりカワイイな……

決して可愛いやかわいいではなくカワイイと言うところがポイントだ。


「お嬢様、パンツを頂けませんでしょうか?」


俺は再び日本語で少女に話し掛ける。

今度はとびきりのキメ顔で、だ。

すると少女はやはりきょとんとした顔だった。

ククク、自分が今何を言われてるかわかんねぇってツラしてやがる。

たまんねぇな!!


と、俺が溢れ出るリビドーに支配されるがままにしていると、背後からタッタッタッタッと小気味良いリズムが聞こえてきた。


「死ぃんねぇええええええ!!

こぉんのどぅおヘンタイがぁあああああああ!!!!」


振り向いた瞬間にピンポイントで俺の顔にドロップキックが決まり、俺の頭が曲がってはいけない方向に勢いよく弾けた。

なんつーかあれだ、そう……菓子パン頭のナイスガイにでも成った気分だ。

と、薄れ行く意識の中で首の骨から聞こえる嫌な音を聞きながら場違いにも、そう思った。

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