6、戦闘
種族スキル二つ忘れてました…
きました、北部草原。魔力視を通して見るとそこかしこにスライムの魔力が見えますね。
まず戦う前に、魔法を身につけましょう。使い勝手か良さそうな風からやってみますか。
最初からウィンドショックという魔法が使えるみたいですけど、あんまり強くなんですよね。まぁでもイメージで好きなように魔法が作れるみたいですし、やってみましょう。
「イメージ、核を傷つけず、抉り取るような…包み込む…?クレーンゲームのアーム…口…噛み付く…噛みついて千切りとるような…風の牙」
魔力を掌に集め、イメージする。猛々しい狼を、荒々しい牙を。スライムを踏み躙るかのように、自分の方が格上であると。
抉れ
【ゲイルファング】
放たれた不可視の風の刃が、狼の顎あぎとのようにスライムを上下から挟み込み、その柔軟な体を容赦なく引き裂いた。パリン、と小気味良い音が響き、スライムだった光の粒子が霧散する。その中心に浮いていた、米粒ほどの小さな輝き――スライムの核が、地面に落ちる前に魔法糸で回収する。アイテムウィンドウから瓶を数本取り出すと、少し泡立っている、透き通った青い液体がそのうち2本に入った。
ピーン
スライムを撃破しました。
30 経験値を獲得しました。
スライムが「スライムの核×1」「スライムの酸×2」「スライムゼリー×1」をドロップしました。
ピーン
《【風魔法】のLevelが上がりました!》
オリジナル魔法【ゲイルファング】を風魔法に登録しますか?
ーはい・いいえー
「――もちろん『はい』」
コスモが空間に浮かぶウィンドウの「はい」をタップした瞬間、視界に風の粒子が渦巻き、ログが流れる。
《オリジナル魔法【ゲイルファング】がスキルリストに登録されました》
《知力(INT)と器用(DEX)の数値により、術式が最適化されます》
ふむ、なるほど。んー、他にも何か作れそうですね。闇魔法、闇で何か作りますか。
闇のイメージってなんですかね?やっぱりブラックホールでしょうか。だとしたら吸収かな。HP吸収、MP吸収、スタミナ吸収…HP吸収にしましょう。んー注射器とかで吸い取るイメージかな、
魔法糸を尖らせて針のように。それを突き刺して吸い取る。対象の生命力を、私の魔力回路へと引き込む。……細い、細い糸で、相手の心臓を直接啜るように。
【ドレインスレッド】
核を避けスライムに突き刺さった針は、ドクンと脈打ちスライムの命を吸い取っていく。
〔スライムが〈吸血・弱体化〉状態になりました。〕
体積を失いカラカラに干からびたようになったスライムは、光の粒子となって霧散した。
ピーン
スライムを撃破しました。
30 経験値を獲得しました。
スライムが「スライムの核×1」「スライムの酸×3」「スライムゼリー×4」をドロップしました。
《Level UP!》
おめでとうございます!種族Levelが2上昇しました!Level 3
ピーン
《【闇魔法】のLevelが上がりました!》
《【魔法糸】のLevelが上がりました!》
《特定の行動によりスキル【魔法針】が解放されました。獲得しますか?》
《オリジナル魔法【ドレインスレッド】を闇魔法に登録しますか?》
ーはい・いいえー
「『はい』で。魔法針、ですか。これスキルポイントを消費しないんですかね?」
《オリジナル魔法【ドレインスレッド】がスキルリストに登録されました》
《知力(INT)と器用(DEX)の数値により、術式が最適化されます》
あ、ヘルプになんか来た。えーなになに?
【ヘルプ:特殊条件によるスキル習得について】
本作において、スキルは「スキルポイントによる習得」以外に、特定の行動、思考、あるいは技術の組み合わせによって「自然覚醒」する場合があります。この場合、習得に必要なスキルポイントが免除、あるいは大幅に軽減されます。
あ、なるほど。自分でイメージして形にしたから、ポイント使わずに覚醒したんですね。これ、工夫次第でどんどんスキル増やせそうですね。あ、だったら魔法も頑張れば、スキルポイントを使わずに習得できる…?やってみますか!とりあえず、基本の火、水、土、光かな。
まずは火から、化学で習った性質…なんだっけ?これ調べたり出来ませんかね?あ、できる。んー
可燃性物質が酸素と結合(酸化)する際に熱と光を放出する化学的な「現象」であり、物理的には上昇・拡散・エネルギー放出といった特性を持ちます。
なるほど、じゃあ可燃性の魔力にすればいいんですね。これは魔力操作の応用でOK。
掌の上に魔力を凝集させ、その密度を極限まで高めていく。単に「燃えろ」と願うのではない。魔力というエネルギー体を「燃料」とし「酸素」と摩擦させるようにぶつけ合うイメージ。
「――着火」
ボッと低い音を立てて、紅蓮が燃え上がった。
上昇・拡散・エネルギー放出…。火種をばら撒き、火種が着弾した瞬間に燃え上がる、とか。掌の中央に魔力の「核」を作り、その周囲に酸素を巻き込むような小さな旋風をイメージする。圧縮された魔力が限界まで熱を持ち、一点から解放される瞬間――。
【サーマル・ディフュージョン】
シュッ、と鋭い音を立てて、掌から真っ白な高熱の火炎が放射された。それは無差別に広がり、範囲内にいたスライム3体が燃え上がり、灰となった。
ピーン
スライム3体を撃破しました。
90 経験値を獲得しました。
スライムが「スライムの核×3」「スライムの酸×5」「スライムゼリー×2」をドロップしました。
《Level UP!》
おめでとうございます!
種族Levelが2上昇しました!Level 3
MジョブLevelが1上昇しました!5ステータスポイントと10スキルポイントを獲得しました!
次のLevel UPまで残り70経験値。
2→3
《【火魔法】を習得しました!Level 1》
《【魔力操作】のLevelが上がりました!1→2》
オリジナル魔法【サーマル・ディフュージョン】を火魔法に登録しますか?
ーはい・いいえー
「――『はい』。やっぱりイメージが大事ですね。これ楽しい」
もうステ割り振っちゃいますか。
STR 12 +1
VIT 3
INT 14 +2
MID 3
DEX 11
AGI 19 +2
LUK 5
「じゃ次は水ですよね。水の性質…これも調べますか」
水の性質。化学式 H2O。無色透明、流動性が高く、蒸発すれば気体に、凍れば固体になる。そして特筆すべきは「表面張力」と「非圧縮性」。どれだけ圧力をかけても体積がほとんど変わらないという特性だ
水って非常に高い圧力をかけたら金属になるみたいなのありませんでした?検索…
水に非常に高い圧力をかけると、常温でも体積が縮まり、液体から固体(高圧氷)に変化します。これは通常の氷とは異なり、高温でも溶けず、電気を通す特性を持つこともあります。さらに、圧力を上げると沸点が上がり、極限では金属の性質を持つ「金属水」になる可能性も理論上示されています。
あ、ほら。…理論上可能なら、イメージで、できる。よね?
掌を上に向ける。空気中の水分、あるいは自分の中の魔力を「物質」として脳内で定義し直す。 水分子の結びつきを極限まで密にし、逃げ場を失った分子たちが互いにひしめき合い、結晶化の一歩先――電子が自由に動き回る「金属」の状態まで圧縮をかける。
掌の上に現れたのは、透明な水の球ではなかった。それは、周囲の光を鏡のように反射する、鈍く、それでいて美しい輝きを放つ銀色の水銀のような液体。これで、押しつぶす
【メタル・プレッシャー】
ドォォン! と、スライムの体は粉々に粉砕された。物理的な質量と暴力。それは魔法というより、もはやレールガンの着弾に近い。
ピーン
スライムを撃破しました。
30 経験値を獲得しました。
スライムが「スライムの核×1」「スライムの酸×2」をドロップしました。
ピーン
《【水魔法】を習得しました!Level 1》
《【圧力】を習得しました!Level 1》
《【魔力操作】のLevelが上がりました!2→4》
【特殊条件達成】
おめでとうございます!あなただけの魔法を開発することに成功しました!
あなたの魔法に名前をつけてください!
【 】
オリジナル魔法【メタル・プレッシャー】を【 】に登録しますか?
ーはい・いいえー
ゑ?まじですか。んーまぁそうですね……。水を超えた水、あるいは銀。名前はシンプルに……【水銀魔法】で。登録もして、あー、後で氷も試しましょう。
ピーン
《オリジナル魔法名【水銀魔法】が登録されました》
《隠しステータス【演算力】が解放されました》
「演算力、ですか。ヘルプ〜…来たきた」
【ヘルプ:隠しステータス「演算力」について】
演算力とは、魔法の構成、多重展開、および物理現象のシミュレートに必要な「脳内処理速度」の指標です。コスモ様のように、既存の術式(システムによる自動補助)を使わず、自らの理屈とイメージで「事象を上書き」する魔法を構築する際、この数値が高いほど、より複雑で強力な魔法を短時間で安定して発動可能になります。
「ほぇ、なるほど。まぁ魔法が強くなるとでも考えておけばいいでしょう」
次は土ですね。下にいっぱいあるんですから、これを利用したいでですよね。魔力視・・・まぁまぁ魔力含まれてますね。動かしやすそう。で、土の性質は
土は岩石が風化してできた粒子、水、空気、有機物で構成され、主に「物理性」「化学性」「生物性」の3つの要素で性質が決まります。通気性・保水性・排水性のバランスが良く、適度な微生物が存在するふかふかの土が「良い土」とされ、砂(粗い)、シルト(中)、粘土(細かい)の粒径比率(土性)により性質が大きく異なります。
ふんふん、これ、元素とかとなんか出来そうな感じ。めっちゃふわっとしてるけど、できる気がするんですよね。
地面に片手を突き立てる。 単に岩を突き出させるのではない。地中の成分を特定の結晶構造へ、例えば炭素を極限まで圧縮し、結合角を組み替えれば――。
「――硬度10、金剛石の杭」
【アダマント・ニードル】
ズガガガガッ! と、地面から無色透明の鋭利な結晶柱が突き出し、スライムたちを串刺しにする。美しく輝くその杭は、スライムの酸を浴びても溶けることなく、日に反射して虹色の光を草原に振りまいた。
ピーン
スライム5体を撃破しました。
150 経験値を獲得しました。
スライムが「スライムの核×5」「スライムの酸×7」「スライムゼリー×3」をドロップしました。
ピーン
《【土魔法】を習得しました!Level 1》
《【魔力操作】のLevelが上がりました!4→5》
〈【魔力操作】がLevel5に到達したことにより、左手首関節部の副魔石が起動可能になりました。〉
《条件達成により、上位派生【結晶魔法】が解放されました!》
《Level UP!》
おめでとうございます!
種族Levelが1上昇しました!Level 4
MジョブLevelが1上昇しました!5ステータスポイントと10スキルポイントを獲得しました!
次のLevel UPまで残り120経験値。
3→4
「お、関節の魔石起動できるようになりましたね。これ、種族ごとに変わるんですかね」
〈クエストの納品数を満たしました〉
あ、そうなんですか。まだ30分くらいしか経ってないんですけど、最後は光ですが、これ火と被るとこがあるんですよね。光にしか出来ないこと…光の印象って速い、反射、屈折とかなんですよね。
とりあえず調べましょう。
光は「電磁波」の一種であり、主に「直進・反射・屈折」という3つの基本的な性質を持つ、波(電磁波)と粒子(光子)の両方の特性を兼ね備えたエネルギーです。真空中で秒速約30万kmで進み、物質との関係で散乱、干渉、分散などの現象を起こします。
「電磁波…分散、光速で光が体内を駆け回るイメージ」
掌の上に、小さな光の球を作り出した。それは最初は優しく周囲を照らすだけのカクテル光線のようだったが、 波長を統一し、位相を合わせ、エネルギーを一点の焦点へと凝縮させる。掌の中に、目を開けていられないほどの高密度な白い輝きが生まれた。
【フォトン・レイ】
パシィィィィィン! と空気が弾ける音と共に、極細の光の線が放たれた。それがスライムに当たった瞬間、スライムから光が漏れ出し、爆散した。
ピーン
スライム2体を撃破しました。
60 経験値を獲得しました。
スライムが「スライムの核×2」「スライムゼリー×3」をドロップしました。
ピーン
《【光魔法】を習得しました!Level 1》
《【演算力】が上昇しました!10→15》
《条件達成により、上位派生【光学魔法】が解放されました!》
まぁ光はイメージ次第で、反射・屈折でバリアとかにも出来ますし。光学魔法、これは迷彩とかにできるんですかね。じゃあ幻術とかもありそう。
「――さてと、基本属性はコンプリートですね。あとは……うん、ステータスを振って、納品に行きましょうか」
ステータス
名前:コスモ Lv.4
種族:人形族・マリオネット
職業:槍使い
サブ:魔道具師
演算力:15
HP:360
MP:812
【能力値】
STP:0
STR 12
VIT 3
INT 17 +3
MID 3
DEX 12 +1
AGI 20 +1
LUK 5
【スキル・称号】
SKP:40
【職業スキル】
魔石鑑定 Lv.1
魔法糸 Lv.2
[特殊習得]
魔法針
【種族スキル】
糸感知Lv.1
並列起動Lv.1
[種族特性]
魔力視 Lv.4
【魔法】
火魔法 Lv.1 水魔法 Lv.1
風魔法 Lv.2 土魔法 Lv.1
光魔法 Lv.1 闇魔法 Lv.2
〈派生〉
結晶魔法 Lv.1
光学魔法 Lv.1
[オリジナル]
水銀魔法 Lv.1
【操作】
魔力操作Lv.5
【物理】
槍術Lv.2
蹴術 Lv.1
足捌き Lv.1
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