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花音からの告白
翌朝
―アラームがいつもの時間になり、いつも通りの時間に起きる。
どんなに憂鬱でも学校に行かなければならない。
あぁ、花音に合わせる顔がないな。
昨日先輩への気持ちを自覚してから、花音にどう接したらいいのかわからない。
「花音、おはよ。」
先輩のこと好きになったって伝えようと覚悟を決めて話しかける。
話せば理解してくれるかもしれない、
そんなかすかな期待は花音の発した言葉によってあっけなく散った。
「奈々未~!!昨日はごめんね~。あの後考えてさー。やっぱり私先輩のこと諦められない。チャラくても、好き。」
想定外だった。
花音がまだ先輩のことを好きだなんて。
それを今日言われるなんて。
やっぱり私は先輩を好きになったらいけないんだ…。
「そ、っか…。」
笑顔を作ることが難しくて、ぎこちない表情になってしまう。




