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卑怯者の私

「嘘コク~?

マジか!!

まぁ、気にしないでよ。

チャラ男のノリってそんなもんだよ。」


花音の様子は数秒前とは打って変わって、明るかった。

ついこの前、というかさっきまですきだった人のことをこんなにも悪く言えるなんて、女ってなんて恐ろしいのだろう。

しかも、悪口を言えば言うほど生き生きとするなんて、本当に恐ろしい。



―でも、私にそんなことを思う資格なんてない。

だって私も恐ろしい卑怯者なんだから。

思ってないことでも簡単に口にできるし、友達との関係を良好に保つために先輩だけを悪者にするようなことだってする。


そんなの、卑怯者以外の何物でもないよ。



「ただいま。」

なんだか大変な一日だった。

だから、今日の夕飯は簡単に済ませよう、そう思いリビングを覗いた私は驚きのあまり固まった。

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