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液体
何の苦もなくツルハシで叩きまくると、イモムシは消えていった。
イモムシが残したのは試験管に入った液体だった。
「緑色・・・ポーションってやつか?いや、あとで調べよう。」
試験管をしまい、先を照らす。
「うわぁ・・・・うっぷ・・・」
イモムシが居た。
1匹や2匹ではない。
小部屋いっぱいに詰まっているのだ。
そう、上下左右いっぱいにだ。
あまりのグロさに呆けていると、上にいたイモムシが何か液体を吐き出してきた。
ギリギリのところで避けると、液体の当たった所が少し溶けている。
「は・・・はは・・・」