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半年後、その記憶はありません

今話はエルムが前回の話で選択肢2を選んだ場合の半年後です。興味がない場合はとばしてお読みください

なお、この章は3話続きます。

つまんなかったらごめんなさい


「ほら、起きて、ご飯だよ?」


そうアリスの声が聞こえてとても強くのし掛かってくる睡魔に抵抗しながら、俺はゆっくりと目を開けていく。


「あれ、、、、ここは?」

「なにいってるの?ここは私たちの家じゃない、」

「私たち?」

「もう、そんなことまで忘れてるの?」

「忘れてる?」

「エル君があのとき、2を選んでみんなで暮らすことになって」

「俺が2を選んだ?」

「ええ、俺がみんなを幸せにする!ってかっこよく言い切ったじゃない」

「あれ?じゃあ、俺は、、、アリスと結婚、、、」

「ラルとニルもね」

「、、、、なあああああああああ!!?」


あれぇ!?

俺は3をえらびましたよねぇ!!?

なさけない俺がみんなに頼ってもらえるようになってからとかどうとか言ってなかったっけ!?

俺はまるで状況がつかめず、壁になんども頭を打ち付ける。


「だ、大丈夫?いつもと様子が変だけど」

「ごめん、全然大丈夫じゃない」

「まあ、先にご飯食べよ?せっかくみんなで作ったのに冷めちゃうよ」

「、、、、ああ、わかった」


ベッドから起き上がった俺は突然唇に柔らかいものが重なる

そう、キスをされたのだ。


「ふああああ!?」

「もう!結婚してから半年経ってるのに毎回おんなじ反応だね」

「いや!だってぇ!ええ!?」


突然されたことに驚きと恥ずかしさでカァーっと顔が熱くなる。


「ふふふっエル君、かわいいー!!」


そんな、聴いたこともないようなデレ声のアリスはそんなことを言いながら俺に飛びかかってくる。

その勢いでベッドから起き上がった俺はまたもやベッドに倒れる、もとい、倒される。


「ちょおお!」


そして、両腕ごと抱きつかれ外そうと本気で力を込めるがどこにこんな力があるんだよ!ってレベルで外れない。

しかし、アリスの持つ2つの果実は二人の間で平べったく変形している。

ということは、俺はそれを堪能するしかないのだが、

俺は頭を悩ませていた。

以下のことだ。

誰だ!?この人!!ほんとにアリスか!?

あのアリスがなんでこんなにデレてんの!?

ここまでの間に俺なにしたんだよぉ!!


簡単に言うと、何をやったらこんな風になるのか、そして、俺はしたのか、してないのか。

てか、半年も結婚生活をしているんなら、たぶんなにもしてなかったら、ラルかニル、または両方に襲われてると思う。

ってことは、してる可能性が高いのか。

くっそぉ!!羨ましい!俺ぇ!!

、、、、、、、、待てよ、今ならできるんじゃないか?

いやいやいや!!

こんな朝にやるべきじゃない!


「そろそろ!そろそろ離してくれ、アリスー」

「やーだ!」

「エッチなことしちゃうぞー」

「ふっ、できるものならね!」

「無理です、動けません」

「だったら、私がやめるまでこのままだよー」


まあ、アリスの胸がずっと俺に当たってるから全然、むしろ、大歓迎です!


動けない俺は精一杯アリスを堪能していた。

だって、抱きつかれながらも顔を俺の胸辺りに擦り付けてくるんだもん!超可愛い!もう幸せの最高潮ってかんじて感じだわぁ!


「いい加減にしろぉい!」

「うわぁ!ラル!!」

「あ!ごめーん!またやっちゃった!!」

「あんたが起こしに行くと毎回毎回、、、、私だってエルムとイチャイチャしたいのよおおお!!」

「ひいいいいい」

「ラルー!本題が違うよー!」

「あ!ニル!」

「おーはよ!エー君」

「おはよー!」

「で?アリスはいつまでそうしてるつもり?」

「ずっとー」

「ダメだよー!もう朝食は作ってあるんだから」

「それなら仕方ないわね、」


やっと離れてくれた、

そう思った瞬間に新たなる衝撃が!

剣士の踏み込みを使って発射されたラルロケットは立ち上がろうとしていた俺を高速でベッドに叩きつける。


「ぐほぉ!」

「私にも充電させてーー!!」

「お、俺はぁ!発電機かぁ!!」

「私にとってはそうなのよぉぉぉ!!」


なんだか、ラルが色々おかしい気がする。

結婚して半年たつとこんな感じになるのだろうか。


「朝エルムだぁーー!うへうへへへへー」


腹に頭を擦り付けながらこんなこといってんだぜ?

なぜこんなにみんながデレデレなんだ?

いや、ニルは違うか、あいつはそういう感じじゃないはずだ!


「僕も充電させてもーらおー!」


はい、全滅でした。

どうやってみんなをこんなにしたんだ!

すごい!すごすぎるよ!!この半年間の俺!!

でも、今みんなとイチャイチャすると、現状の把握ができないから

そして、二人の締め付けがきつくなってきたから話してもらうよう説得するか、力で勝てるわけがないし。


「ちょ!二人とも!そろそろ痛い!」

「もうちょっと!あと二時間でいいから!!」

「僕は三時間だけでいいから!」

「いや!長いわ!アリス!ちょっと助けてくれません!?」

「ぶーー!二人ともずるい!私も充電する!」

「あんたはさっきやったでしょ!!」

「今度は僕たちの番だよ!」


二人とも腰の辺りで抱きついてきているので抱きつく場所がないと思っているようだ。

すると、突如アリスの曇った顔が晴れやかになる。

なにかを思い付いたようだ。


「とう!」

「跳んだ!?ぐえ!!」


アリスは胸のところに落ちてきてそのまま俺の頭に抱きつく

ってことは頭にアリスの色々な場所が、、、、

や、柔らかい!


「じゃあわったしはあったまーー!!」

「「なっ!!」」

「おいアリス!!」

「それはズルい!」

「オーイ、三人とも?」

「ここは私がとったところだもーん!」

「僕もそこがよかったぁ~!」

「いい加減にはなれろぉ!!」


全力で離すように力を込める、が


「エルム君が僕たちに力で勝てるわけないじゃーん!」

「私にすら勝てないのにね!」

「いいのか三人とも!」

「なにが?」

「飯、、、、作ってあるんだろ?」

「「「あーーーーーっ!!」」」


俺の決定的な一言に三人が一斉に離れる


「やはり忘れてたか」


バタバタする三人をほっておき俺は朝食を食べに行く





「ふうー食った食った!」


旨かったけどやっぱり温かい内に食べたかったなぁ


「あーー!!」

「なんで先に食べてるのよー!!」

「皆で食べたかったのに!」

「だってみんな遅いし」

「やっぱりいつもと違う~!」

「そうね、いつもなら絶対皆と一緒に食べるよね」

「どうしたの?朝も変なこといってたし」

「い、いや、たぶん変な夢を見ただけだって、、、、」

「たぶん?」

「それがよく思い出せなくてさ」


ちょっと言い訳が無理な気がするけどまあ大丈夫だろう。


「はぁ~これからどうしよっかな~」


情報がほしいのでボケてる風に反応を見ることにする。

いや、これで、俺なにやってたっけ?とか、これからなにやればいい?とか聞いたらさらに怪しまれるじゃないですか。


「これからもなにも、私と一緒に教会に行くに決まってるじゃない、

そこでエル君は怪我人の治療、私は子供たちに魔術を教えなきゃいけないんだから!」


なるほど、俺の仕事は教会で怪我人の治療でアリスは子供たちに魔術を教えているのか。

似合ってそうだな。


「僕たちは闘技場で闘剣士に訓練させてこないといけないんだよね」

「いくら練習させても全然強くならないけどね」

「誰一人として僕たちに5秒も打ち合えたやつなんていないけどね」


相変わらず化け物みたいだな、、、、


「失礼な!私たちは化け物じゃないもん!」

「心を読むな!」

「もうエルムが考えてることぐらいわかるもんねー」

「えー」

「エル君、そろそろ行かないと遅刻しちゃうよ!?」

「あ、ああ!」

「じゃあまたお昼頃ねー!」


昼に終わりなのかな?


「わかった!」

「急いで!エル君」

「ちょっ!引っ張るなって!」





どーもクロ課長です!

前回はあとがきかいてないですから二週間ぶりぐらいですかね!

ともかく、今回は前書きにかいた通りエルムが2を選んだ場合の半年後です。

三人のデレ度が半端なく上がっております。

羨ましい限りですなw

1の場合も書きたかったんですけどちょっと多くなりそうなので今回は2だけとしたいとおもいます。

別に、絶対と言うわけではないのでご希望があれば書きます!自分が好きなキャラを選んでくれれ場ですけどw

ついでにこの話は2~3話分ぐらい続ける予定ですのでよろしくお願いします!

最後に、今話も最後までお読みくださってありがとうございました。

誤字脱字があれば感想に報告ください、

みつけしだい直します!

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