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できる人ができないのにできない人ができたときの嫉妬

死術録は、古代にあったがほとんど絶滅してしまった魔術。

それが存在していた。それを証明する古代本

後世に少しでも残せるように作られたのだろう。

しかし、本と言うものは現代でも数はそれほど多いわけでは無い。

なぜなら、すべて手書きで書かねばならなく、さらにインクの元となる樹液はジーモロという植物からしかとれず、その植物は数がとてつもなく少ない

そんな状況なので本は少ないわけなのだ。

まあ、ラルート学院には少ないはずの本が、図書館を開けるほどあるのは13代つづいている数々の学院長達が世界中から集めに集めたせいなんだけど。

本題からずれたので戻そう。

死術録にかかれているのは魔術の歴史だ。

なので、当時あった魔術の系統、階級まではのっている。

さすがに、魔術自体は載ってはいない

らしい

まだアリスの説明途中だからこれしかわからない。


「先に階級から説明しようか」

「下級、中級、上級、最上級、までが現代だよねぇ?」

「ええ、でも古代ではその数倍近くあるらしいのよ」

「あぁ、さっきもいってたねぇ」

「下級、中級、上級、最上級までは古代もあってそこからは、その四種の形状、質、大きさ、速度、罠化、結化、弾化、複合の8種類で階級は違うらしいの」

「結構あるんだね」

「階級の名前はそのまんまじゃないけどね」

「へえ、……あれ?足りなくない?」

「そういえばそうだねぇ」

「まあ、あとの二つは他と性能が段違いに違う過ぎるから後で説明するよ。

でまあ、形状は変級、質は自級、大きさは異級、速度は即級、罠化は掛級、結化は包級、弾化は撃級、複合は収級とまあいっぱいあるらしくてね」

「全然覚えられない……」

「まあ、それが普通だと思うけど」

「そぅ?それぐらいなら一回聞けば覚えるわよぉ?形状は変級、質は自級、大きさは異級、速度は即級、罠化は掛級、結化は包級、弾化は撃級、複合は収級でしょぉ?」

「やっやべぇ」

「すごいわね……一回だけって……私でも三回は見直したのに……」

「まあ、これぐらいやらないと女王やってらんないからねぇ」

「ビスルトって実は優秀?」

「十歳のときに我全を一発合格したとき以来神童って言われてきたよぉ?

それまでは、木偶の坊が!とかぁ、王家の恥だ!とかぁいってきてた人が変な顔してたなぁ」

「十歳で我全一発合格って……」

「ガチやべぇ……マジで神童じゃん、そりゃ一発で覚えられるわ……」


我全とは、この世でもっとも難しいとされてきた王家資格である。

これは万国共通であり、証明書を他国で見せるだけでとても手厚く歓迎され、さらに、いつでもあらゆる王家に厚待遇で仕事につける。

それほどまでに凄いのだが……王が持ってる意味無いよな?

他の国に行ったらあたりまえのように厚く歓迎されるだろうし他の王家につかえることなんてそれこそバカな話だろう。


「ま、まあ、ビスルトが天才やら神童やらは今は関係ない……半端なく凄いんだけど、だいぶ話がズレすぎてるぞ」

「おっと、そうだったわ。えっとどこまで話したっけ?」

「八種の魔術階級のところだねぇ」

「ああ!そうそう、それで、あとの二つは、それこそ次元が違うわけですよ」

「魔術を色々変えられるってことでも大分凄いけどねぇ」

「それよりもってことだから相当だよね……で、まあその二つはさっきいった使うだけでだいたい国一つ分に影響が出る天級、もう一つは、やりようによっては世界がその魔術に覆われる全級、」

「国一つってことはぁ……ほんとにすごい魔術を使ったのねぇ……」

「でも、それよりすごい魔術があるってことなんだよね」

「そういえば、結局階級の順番とかどうなってるの?」

「それ重要だったね!……えっと、最初の四つはそのまんまだから、下級、中級、上級、最上級、即級、掛級、異級、変級、自級、包級、収級、撃級、天級、全級だね」

「はえー、そう聞くと多いな……それって、だいたい難しい順になってるの?」

「さあ?私まだ手掛けてないから難しいとかまでは……」

「そっかぁ」

「……なんか俺、できそうな気がする……」

「へ?

俺はおもむろに右手を前にだし手のひらを空へ向ける。


「包級、部分治癒パートキュアー スカーチ」


薄緑色の光が手を覆う

しかし、すぐに手の中心に集まっていきパキパキと音をたてながら薄緑色の透明がかったゴツゴツとした石ころサイズの固形物が現れた。


「おお~これならいちいち直しにいかなくてすむから、俺、さらに要らなくなるな~!」

「なっ……なんで、できて、る、の……」

「お、おい!どうした!?しっかりしろアリス!」

「わた、わたし、あ、んなに……」


急にアリスのようすがおかしい

なんか体が痙攣してるみたいなんだけど!?


「たぶん~、手掛けてないんじゃなくてぇ、練習したけど全然できなかったからぁ、相当ショックを受けてるとかじゃないかなぁ」

「ぐほぁ!!」

「ちょ!図星!?アリス、ま、まあ、人間なんだから得意不得意はあるよ!聞いただけでできる人もいるんだよ、それがたまたま俺だっただけだから!そんなに落ち込、いてぇ!コラ、腹を殴るな!うぐぅ!おい、やめろ!ぐへぇ!マジ、マジでやめて!」

「その慰めは逆効果のようだねぇ~」

「ビスルト!見てないぐぇ!跳び蹴りはちげぇって!!」

「…………」

「なんで無言で俺に跨がるの!?なんで腕を振りかぶふぉ!げふ!うげ!おご!ぅ……ぃ…………」


跳び蹴りによって倒れた俺はマウントをとられ一方的に殴られ続けている。ガードしようにも弾かれてできない

え?どかせばいいじゃん?

はっ!俺より力あるから……いや、けど一応死にたくないからやってみるか。

まず、慰めようとしただけなのになんでこんな仕打ちを受けているのかわかんねーよ!


「びびばべんびびぼ(いい加減にしろ)!!」


いっこうに殴ることをやめないアリスを無意味だとわかってはいるが突き飛ばすべく思いっきり手をアリスにつきだす。

そこで俺は更なる失態をおかしてしまう。


ムニュ


「っ!」

「え!?」

「どどどどどこさわってんのよ!!」

「ごめんなさあぁぁいぼぉ!!」

「はぁはぁ……あれ?私何を……」


正気に戻ったのかアリスは周りをキョロキョロとする。

すると、ビスルトがいるのを確認したあと頭に手を当ててなにかを考え出した。


「あれ?ビーナ以外に誰かいなかったけ?」

「さすがにぃ……エルムが不憫だと思うよぉ……」

「そっか!エルム君がいたね!……ってどこにいるの?」


ビスルトが人差し指を地面に向けている。

下を向けということなのかな?

そして……


「っ!?なんで私エルム君に乗っかって……」


そこまで言って、エルムのアザだらけで顔が結構腫れていることに気づく。

そこで、すべて思い出した。


「…………ああぁ!!ごめんなさい!ごめんなさい!」

「あぁ、思い出したんだねぇ」

「なんであんなことを!ただの八つ当たりじゃない!ほんとに、ほんとにごめんなさい!」

「まぁ、一旦家で処置をしようかぁ」

「うん」


元気なく返事をしたアリスはエルムをお姫様だっこし家に向かった。

しかし、ビスルトは足元に転がっていた薄緑色の透明がかった綺麗な石のようなものを見逃さなかった。


「あれぇ?これはぁ……さっきエルムがつくったやつだよねぇ…………ちょっと調べてみようかぁ」


いつのまにか夕暮れになっていた。

夕焼けがビスルトの妖艶な笑みをいっそう怪しく際立たせていた。

どーもクロ家長でーす!

え?更新が遅いぞ?

すいません!まさかそんなことを言ってくれる人がいるなんて!!

(現実)

いません。

大丈夫です。知ってました( ;∀;)

とまあ、どうでもいいコントは終了

ほんとに更新が遅いと思ってる人がいたらほんとにすいません。

勉強が忙しいとか言い分けはしません。

ごめんなさい!

では恒例の

今話も最後までお読みくださりありがとうございました!

誤字脱字があれば報告してくれると嬉しいです!

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