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プロローグ
大好きなみんなと出会って
大好きなみんなと笑い合って
大好きなみんなと同じ時間を共有したあの場所
アタシ達にとって、゛雪月華゛という場所は特別なところで
アタシ達を、゛ホントの家族゛にしてくれた大切な居場所
もう、みんなと出会って幾度の月日が経つのだろう
いろんな人と出会って
いろんな人と別れて
いろんな人と仲良くなって
いろんな思い出をいろんな人と一緒に育んできた
あの時、あの人に拾われてなかったら――
きっと、アタシ達はあの場に居なかったし
きっと、今とは別の人生を過ごしていたのだろう
誰かを深く愛することも
誰かを心の底から信じることも
誰かに分け隔てなく優しく接することも
多分、アタシ達は知らずに生きていただろう
それに、あの場所がなかったらきっと……
アタシ達は、この空の下で出会うことはなかったのかもしれない
雪月華
それは、アタシ達にとって帰る場所で
それは、アタシ達にとって生まれ育った場所
太陽のように温かくて
向日葵のように明るくて
陽だまりのように優しい光で、そっとアタシ達を包んでくれる安らげる場所
いつかは、なくなってしまうだろう
いつかは、誰も居なくなってしまうだろう
だけど、それでもアタシ達の間に芽生えた絆は変わらない
だって、アタシ達は血の繋がった家族になれないけど深い絆結ばれた゛ホントの家族゛なのだから




