表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
手紙  作者: 大和香織子
第三章 聞き込み
16/29

3

小堺 有里 (おかっぱ)


 玄関の前に着き、インターホンを押そうとすると


「下見さん」と後ろから声を掛けられ振り返ると、買い物袋を手に持った、おかっぱが立っていた。


「突然お伺いしてすみません」


「いいえ、心江のことですか?こんな所で立ち話では、ご近所の目もありますし話が出来ませんので、どうぞ中にお入りください。散らかっていますけど」


 俺は、「すみません、お邪魔します」と言いながら中に入った。


「狭いですけど、ソファの所にでもお座りになってください」とおかっぱは、そう言いながらテレビをつけ、台所に向かった。


速報____行方が分からなくなっているのは、##市##町の会社員 端羽彩菜さん(45)警察は顔写真を公開するなどして公開捜査を発表した

 

「今日パトカー多かったですよね。どうぞ」そう言って、おかっぱはコーヒーを机の上にゆっくり置いた。


「お構いなく。パトカー多かったですよ。ここに来るまでに3台はすれ違いましたからね」


「事件に巻き込まれてなければいいですよね。で、心江の事ですけどバッテリーさえ渡していなければ…と思います」


「そのことは、本当にお気になさらないでください。心江から何か聞いていませんか?この前は皆さんがいらしたので言えなかったけれど、と言う様な」


「そう言えば、思い出していたんですけど、ストーカーがいるかも何てことをチラッと言っていました。


「かなり私の事が好きみたい、身体の心配までしてくれて」と、言っていましたが、笑顔で言っていましたから私はご主人のことだと思ったのですが…」


「…私ではありません。不倫していたなんてことは…まさかないですよね?」


「ないです、ないです。それは絶対にないですよ。基本的に心江は、男性嫌いですし、でもそのストーカーって言葉がなんだか引っかかるんですよね。今考えたら、ですけど」


「他に悩みとか聞いていませんか?」


「特に悩んでいるという感じでもありませんでしたよ。だから自殺というのは疑問に感じますけど」


「心江が薬を飲んでいるのはご存知ですか?」


「えぇ、アレルギーの?知っていますよ。毎食後飲んでいましたし、塗り薬も持っていましたしね」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ