ピットワーク②~ディーラーで買う?~
今日は朝一番で車のオイル交換に行ってきました。
スバルの車にずっと乗っているのですが、今の車を購入するにあたって、ディーラーからではなく、サブディーラー(スバルショップなどの特約店、「○○自動車」などの街の自動車整備店)で購入することにしました。
トヨタ、日産、スバル、三菱、メルセデス、BМW、Volkswagen、スズキ、ボルボなどのディーラーさんと今までお付き合いをしてきたことがありました。
「新車を買うならディーラーで。」
それが当然のことだったし、それ以外の選択肢ってあることもあまりわかっていませんでした。
ディーラーさんにお任せしておけば、安心安全なことは理解できますし、今まではそうやってきました。でも、このところ購入した車については全部サブディーラーさん(それぞれ別のお店ですが)から購入しています。
確かに「ディーラーが一番いい!」という人もいると思うのですが、僕がどうしてディーラーから買わなくなったのかをご紹介いたします。
①サービスが変わってきた
田舎出身の僕は、ディーラーへ行ったことがありませんでした。試乗するにもディーラーの担当さんが試乗車を家まで持ってきてくれたし、納車も家でしていました。点検や車検も、引き取りに来てもらって、出来たら持ってきてもらう。昔はそれが当たり前のようでした。
確かに、ディーラーの負担が大きかったり、働き方改革などもあって、ガツガツそうやって営業を掛けられない時代だというのもわかります。ある輸入車ディーラーの前担当さんも、新しい担当さんに変わってみたら、実は会社に内緒で引き取り点検整備をしていたとのことでした。携帯も個人の番号を教えてくれていたみたいです。その会社は、今は担当さんへの直接連絡はできず、一度会社を通さなければならなくなり、引き取り整備もやらないことにしているそうです。少ない人数で営業するには、そうするしかないのは仕方ありません。中には代車も出し渋るところもあったり、代車を借りるにあたって手続きが大変な会社もあったりします。
じゃあ、そのサービスはどこでも受けられないのかと言われれば、サブディーラーではやってくれるところが多くあります。距離にもよるとは思いますが、引き取りも代車にも応じてくれるところがほとんどでしょう。休みの日などは、ディーラー同様、週二日休みのところも多いですが、本当に家族数人でやられているところは、就業時間の制約はありませんので、社長が暇だったりしたら、休みの日も開けてくれたりするところもあります。
どこのディーラーでも同じ水準のサービスが受けられるというのは、ディーラーの良さだとは思いますが、自分でお店を探して話をしてみて信頼できそうな整備工場、販売店を探すのが嫌では無ければ、街の自動車販売店を探すのも良いと思います。
②担当者が変わる
メーカー直営ディーラーや地場ディーラーなどの違いはありますが、ディーラーマンは基本、転勤があることが多いです。担当さんの住居のある場所からすごく遠くへ行くことは無かったりしますが、近場かもしれないけど違う店舗へ移ることはあるでしょう。その時乗っている車も、担当さんが移った店舗で見てもらっても良いと思いますが、引き取り整備が出来なかったりすると、忙しい人は使いづらいかもしれません。新しい担当さんが、手厚く面倒見てくれる人なら良いですが、やはり車を購入してくれたお客さんと、そうでないお客さんは熱量が違ってきたりします。ある国産メーカーの前担当さんも、先ほどの外車ディーラーの前担当さんと同様、「僕は引き取り整備などやることはできますが、担当が変わったらできないと思います。」と言っていました。そのディーラーさんは、休みの日が僕の休みの日と同じ曜日だった(以前は休みじゃなかった)ため、日曜以外はこちらから行くのが難しいこともあったので、購入することができませんでした。
③そのメーカー純正に縛られる
これはディーラーによって違うかもしれませんが、ほとんどの場合、そのディーラーの看板のメーカーの車しか買えません。なので、何台か違うメーカーの車の中から選ぶのを悩んでいる場合、その車ごとにディーラーへ行かなければなりません。サブディーラー、街の販売店であれば、日本車ならどのメーカーでも新車を売ってくれますし、輸入車も販売してくれるところが多いです。中古車が欲しい場合も同様、サブディーラーならどのメーカーの車でも、オークションや業販などで手配してくれます。
ディーラーの担当さんが懐の広い人で、顔の広い方なら、意外に他社でも横のつながりや知り合いの方がいることが多いので、紹介してくれることもあるでしょう。
点検整備や故障、車検は、ディーラーであっても、どのメーカーの車でも基本的に見てくれると思います。コンピューターや特殊工具の必要性で、輸入車の修理は断られることもあると思いますが、点検整備、車検ならば受けてくれることが多いと思います。
パーツに関しては、ディーラーは基本的に純正パーツになると思います。以前だったら、サードパーティー製のマフラーやホイール、エアロやサスも手配してくれたりしましたし、高額なパーツが壊れた場合、リビルト品をディーラーさんから提案してくれることも多かったです。最近は責任問題や指定取り消しなどのリスクもあるので、やってもらえないことが多く、改造している場合、ディーラーさんでは入庫を拒否されるようです。
ちょっとカスタムしたい人や、買い替えごとに違うメーカーの車に乗りたいけど、担当さんやお店を変えるのは面倒だという人は、サブディーラーがおすすめです。どのメーカーの車の売買でもお得意さんになれますし、お互い気心も知れ、信頼関係も築けるのがディーラーには無い良い所です。
④商談の駆け引きが面倒
これも結局は、担当さんが変わるということが原因ですね。同じお店の同じ人と、毎回車を購入するときに割引やサービスの駆け引きをするほうが、相手の考えが判ったり、本音をある程度教えてくれるので楽ですが、担当さんが変わってしまうと、その人の交渉の持っていき方をはじめから理解しないといけないのが難しい。コミュニケーションが苦手な方や、交渉事をするのが苦手な方にはなおさら難しいですね。
車種やメーカーによっても違うし、下取り車のあるなしでも違うと思いますが、僕の新車購入時の割引目標は、下取り車無しで税抜き価格から1割引き以上と考えています。200万の車なら20万円。400万の車なら40万円。販売時期にもよりますが、これより全然ひかれてなければ、もっと交渉しましょう。200万の車で10万と言われたら、様子見で言っていると思っても良いと思います。乗ってくれば儲けものと思っています。
誤解のないように書いておくと、どれほどちゃんとした方でも、営業という職業は、相手との交渉において顧客を満足させつつ、会社に利益を出す職業ですので、最初は割引が渋いのは当然です。だからライバル会社との相見積もりを取ってみたり、何度か商談を重ねながらオプションをつけたりするなどの細かい設定によって、折り合いのつく価格がどのくらいかを探っていくのです。面倒ですけど、交渉するしないで10万以上の開きが出るのであれば、やったほうが良いでしょう。頑張って稼いだお金ですから、やすやす高い値段で買うわけにはいきません。値引きが出来なければ、オプションをつけるなどのサービスに転嫁してもらっても良いでしょう。
とにかく、同じ人と交渉するほうが楽だし、二度目三度目なら、ある程度最初から値引いてくれるし、逆にお世話になっているからこの値段で買うよという話も出来ます。付き合いは長くなるほうが、やはり気心が知れると思いますので、馴染みになれるサブディーラーで買うのもおすすめです。
・最後に
結局は、「人」に尽きるような気がするんです。
僕自身、ディーラーの担当さんで、「この人はすごい!」と思った人が何人かいます。若いのに、客の気持ちがちゃんとわかっていて、どんなことにも対応するやり手の担当さん。20代でしたが、スーツ姿にロン毛で、シルバーアクセサリーじゃらじゃらつけるという風貌で、いつも乗ってくる自分の車は柿本の爆音マフラーだったので、来るとすぐにわかりました。いまでも、その人が近くにいたら即決で車を買うと思います。値引きも「20万しか引きませんが、その代わりしっかり担当します」との言葉通り、その方が担当だったときは、本当にカーライフが楽しかったのです。
しかし、その方が移動になり、新しい担当さんになったら、やはりサービスは並み以下でした。その後、僕も引っ越しをするたびに、ディーラーが変わり、担当さんも変わることになるので、どうしても今一歩さは否めませんでした。同じディーラー系列でも、お店に寄ってのクオリティは大きく違うこともあります。現在はどうかはわかりませんが、購入したわけでもないのに修理や車検など、素晴らしい対応をしていただいたのは、東京スバル浜田山店でした。担当は付きませんでしたが、とても良い提案、内容でした。
色んなメーカーの車に乗りたい、カスタムにもちょっと興味があるといった方は、サブディーラーが融通が利いてよいと思います。
最近、スズキのサブディーラーがお客さんのお金を預かったまま倒産して問題になったことがあったように、ディーラーのような資本がしっかりしているほうが、リスクが低くて安心です。サブディーラーは地元のお店でしょうから、噂を気にするということは必要かもしれません。
サブディーラーの技術を心配される方もいると思います。サブディーラーから新車を購入する場合、サブディーラーはディーラーに車を注文します。言ってみれば、ディーラーにとってお客さんだけでなく、サブディーラーもお客さんなのです。ですから、サブディーラーが修理に困ったら、ディーラーがアドバイスをしたり、修理を請け負ったりしますので、その点はよほどひどいお店ではない限り、心配はないと思います。
車も色んな購入方法がありますし、交渉も頑張ればネットに乗っている割引額以上に頑張ってくれるお店もあります。高飛車で高圧的に「安くしろ!」って言って安くするお店はありませんし、「これが限度です」ってあまりにも高い価格しか提示できないお店なら、お付き合いする必要はないかもしれません。そのメーカーの車が欲しいのにディーラーがあまり良い価格をつけなかったら、サブディーラーに行くのもおすすめです。
注意点として、ディーラーにとってサブディーラーはお客さんなので、ディーラーとサブディーラーでの相見積もりを取ると、ディーラー側はサブディーラーに配慮して、値引きをしなくなります。(スズキ、スバルなど)ですので、ディーラーで相見積もりを取るときはライバルメーカーとの相見積もりにしましょう。サブディーラーとサブディーラー、ディーラーとディーラーの見積もりが有効です。同じメーカーでも、ディーラーの資本が違えば同メーカーのディーラーでもよいので、その辺は各地域のディーラーの運営会社を調べましょう。スバルのように、県内のディーラーが全部同じ運営会社の場合、相見積もりはできませんので、他メーカーとの相見積もりにしましょう。
皆さんの車購入とお店とのお付き合いが気持ちよく出来ることをお祈りしております。




