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女神(自称)の御業の後始末  作者: ゆんど
第一部・第二章
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063 人生一度は言ってみたいセリフ

おいマジか…まだギルド発足してないのに、その前に作業終了してしまった…

ぶっちゃけまだ早い。埋め戻しを要求しようかと考えていたら、


「お父さん、埋め戻してきて」


とか、娘さんが笑顔で俺の気持ちを代弁してくれた。

って、この笑顔…大主の怖い笑顔と同じやつだ…


その言葉を投げつけられた当のオッサンたちは

娘さんの真意がつかめないようだ。

入り口が出てきた喜びをオッサンが興奮冷めやらぬ様子で娘さんに伝えている。

そのオッサンの言葉を娘さんが《聞き流し》でスルーすると、


「なら、私の代わりに残りの仕事全部、やってくださいね」


と、オッサンににっこりぴしゃりと言い放った。

娘さんの笑顔は崩れていない。


…おいオッサン、その笑顔に逆らってはいけない…

そうオッサンに教えてやろうと思ったが、そこはさすが父親、

その笑顔の意味をよく分かっていたようだ。


オッサンは興奮がみるみる収まっていき、目を泳がせはじめると、

この場を逃げるかのように回れ右し、


「よしお前ら、もう少しの間だけ遺跡を隠ぺいするぞ」


と声を張り上げながら詰所を出ようとしたが、娘さんは逃がさなかった。


「お父さん、まだ話は終わってないの」


あ、娘さんが、がしっとオッサンの両肩をその両手で掴み捕らえて、

怖い笑顔でその言葉を解き放った。


「お父さん、『ここは俺に任せて埋めに行け』はい、言ってみて?」


ってか娘さん…そのセリフ、人生一度は言ってみたいセリフ第1位のやつ…

そして、オッサンにフラグ立っちゃうやつ!


オッサンもオッサンで、素直に復唱してモブ団員を逃がすように送り出してるし…

きっと、奥さんもこんな感じにオッサンを教育(調教)していったんだろうなぁ…


その後娘さんは「少しだけ休ませてもらうね」と仕事をオッサンに押し付けて

奥に引っ込んだ。

さっき徹夜続きって言ってたし、ホントに限界だったのかもな…

オッサン、少しは娘さん休ませてやれよ…


ところで娘さん…そのセリフ、密かに

人生一度は言ってみたいセリフ第2位のやつですぜ…

あんたフラグ2本も…


なんか、この短時間に1位から3位までのフラグが全部出た…

マジでキャラ整理されるのか?

後からオッサンに聞いた話だが

この時の娘さんの笑顔と口調と振る舞いは、まるっきり奥さんそのもので

とても逆らうことなどできなかったそうだ。


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