表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女神(自称)の御業の後始末  作者: ゆんど
第一部・第一章
38/1039

020 生活雑貨のお店

-------------------------------

《完コピ》修得値UP:CMスキップ程度には早くなった

《素手格闘》修得値:悪いこと言わないから武器持とう?

《こん棒戦闘》修得値:まずは持ち上げられるようになってからね

《斧戦闘》修得値:自分がケガするから止めときな

《戦闘教官》修得値:知識だけで教えても生徒の身にはつかないよ?

-------------------------------


どうしてこうなった…

オッサンの現在修得値でコピったはずなのに、丸っきり最低修得値になってるじゃないか…


「やはり地道に鍛錬した方がよろしいかと」


ミラの言う通り、オッサンの指導を受けるべきか…


よし、気を取り直して生活魔法を見に行こう!

異世界で魔法はラノベ好きなら避けて通れない大王道だよな!

…でも生活魔法か…


「使い勝手は全魔法系統で最高ですから、修得して損はありません」


ミラが言うならそうなんだろう。

案外最初に必要になったりしてな…

というわけで魔法屋に着いたわけだが…うん。どう見ても雑貨屋です。


「生活魔法は生活雑貨に含まれます」


雑貨かよ!

本屋さんとか水晶球屋さんとかそんなイメージがもろくも崩れ去った…

とりあえず入るか。


「あら、お二人さんいらしゃい」


店に入ると店員が声をかけてくる。

…うん。どう見ても雑貨屋の小太りなおっちゃんだな…


-------------------------------------

いつもキレイなオネーサマ

     :実年齢非公開。自称永遠の20歳。

      でもどう見てもおっちゃんにしか…。

      生活魔法が冒険者技能なら、絶対歴史に名を刻む稀代の生活魔導士。

      温厚でやさしいけど、今日を命日にしたくないなら

      絶対におっちゃんと呼んではいけない。

      自殺願望がある方は「おいじじい」と唱えましょう。

      あ、それと30年前に前職の男から女への転職歴が最大の秘密

      (但し未工事)

保有技能:店の売り物は全て

 《特殊メイク》(固有):どんなに厚化粧をしてもすっぴんメイクの出来上がり

 《猫かぶりオブザイヤー》(固有)

           :絶対に本性は見せません。見るための魔法の呪文は

            「おい肉ダルマ」

            もちろん命の保証は致しません。自己責任で。

 《ハイパーアンチエイジング》(固有)

           :心身を若返えらせ、老化速度を緩やかにする。

            (不老不死とは言ってない)

保有魔法:〔生活魔法〕

       :店の売り物は全て

       :フェロモン全開(固有):男の子はイチコロよ♪(生命的な意味で)

-------------------------------------


どうしよう…ツッコミどころしかない…

永遠の20歳…アイドルか!

っていうか転職歴!三度見しちゃったよ!!!!!

しかも最大の秘密なんだから暴くんじゃありません!

未工事とか、誰得情報興味ないから但し書きすんな!

いろんな意味でツッコんではいけないんだからな?

それと、イチコロの意味がオッサンの娘さんと致命的に違うからね?!


「重要事項が1つ。この世界に整形技術はありません」


ミラ。心底どうでもいい知識をありがとう!

しかもオネーサマで一目瞭然です。

とりあえず、今俺がすべきことは…


「ちわ~いつもキレイなオネーサマ」


何も視なかったことにして笑顔で挨拶しかない。もちろん《完コピ》なんてもってのほかだ。


「マナトちゃんはホントにいい子ね~。

 いい子にはおねーさん大サービスしてあ・げ・る♪」


-------------------------------

<【ミラの能力】内包能力【耐性】を緊急解放します>

【耐性】:あらゆる肉体異常、精神異常、不死無効即死攻撃を遮断

-------------------------------


どうやら俺は、吐瀉吐血血涙失禁幼児退行気絶精神崩壊発狂からの不死無効即死攻撃を全てギリギリでしのいだようだ。


「今日は生活魔法を買いに来たんだ」

「あらそうなのね…マナトちゃんは初めて?」

「そうだね。だからよくわからなくて、オネーサマおススメをいくつかもらえるかな?」


俺は大主の穏やかな笑顔を精一杯マネしておねだりしてみた。

するとオネーサマは美の女神さま(見るに堪えない)のような(即死確実の)満面の笑顔で魔導書と水晶球を店の奥から取り出した。


「これが、マナトちゃんへの魔法と技能(オネーサマの愛)がたっぷり詰まった修得用魔道具よ」

「それじゃ、その愛を包んでもらおうかな」


-----------------------------------

生活魔法&技能集〔オネーサマの愛〕:オネーサマ厳選の様々な

                  生活魔法や技能が内包されています。

-----------------------------------


オネーサマはルンルン(【耐性】さえ)(貫きかねない)天使のような(聴くに堪えない)歌声を響かせながら包装してくれた。


そこから逃れるように店内を見て回ると、あったよありました。収納リュック。


-------------------------------

収納リュック:見た目の10倍まで収納可能。ただし重さは中身どおり

-------------------------------


うん。自作しよう。絶対に自作しよう。

俺は包装を受け取ると、大主の笑顔を崩さぬように心がけながら店を出た


「また来てね~待ってるわ~」


オネーサマの声が俺の背中に突き刺さった。

俺は最低30年は絶対に来ないと心に固く誓った。


--------------------------------

<【耐性】を制限します。行使力不足のため再解放はまだできません>

--------------------------------


「みらおねーちゃん。ぼく、がんばったよ?もうこなくていいように、ひつようなものいっかいでてにいれたよ?」

「はいマナトさま、よく頑張りましたね。偉かったですよ。今日はもう帰りましょう」


店を出てから帰宅するまでの記憶がない。

後日、俺が幼児退行していたとミラに聞かされ、アニーにからかわれ、その度に発動()()()()の【神眼】を行使したが、

失われた記憶は一生涯戻ることはなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ