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女神(自称)の御業の後始末  作者: ゆんど
第一部・第一章
36/1039

018 異世界名物冒険者ギルド

「ここが冒険者ギルドか?」


うん。想像通りの建物だ。

これぞ異世界ラノベの代名詞、冒険者ギルドだな。

自警団的な位置づけらしいから、ベテラン雑魚に絡まれるテンプレイベントもなさそうだ。

…ないよね?


「望むなら【認識操作】でイベントを引き起こせます」


…そんな面倒くさいテンプレは要らないよ?!

というか俺自身が雑魚ルーキーだ。


俺は、はやる気持ちを抑えてギルドの中に足を踏み入れた。


「よう、あんちゃん。オネエチャンもいらっしゃい」


俺が入るなりカウンターごしに男の声が飛んできた。


【神眼】発動!


---------------------------------

オッサン(いかつい顔で口は悪いが気は優しくて力持ち。

     自称ギルドマスターな職業自警団長で木こりのおっちゃん)

保有技能:《素手格闘》(ケンカを売るのはおススメしないレベル)

     《こん棒戦闘》(殴られると素手より痛い)

     《斧戦闘》(どんな大木もただの木材)

     《戦闘教官》(どんな優男でも、

            盗賊とタイマン張れる程度に鍛えてくれます)

保有魔法:〔生活魔法〕:消臭(口臭は消えてるけど足はくさい)

           :清浄(服はいつも清潔。でも汗臭いよ?)

---------------------------------


「ぶほっ」


俺は慌てて自分の口をふさいだ。

…あやうく大声でマシンガンツッコミするところだった…

まず名前がオッサンってなんだよ!オッサンって呼んでいいんだな?怒られないんだな?

そして俺の時の容疑者報道が、今度は登場人物紹介文かよ!

しかも自称ギルドマスターってなんだよ!そっちが本職だよ!

それと技能修得値。むしろ数字より分かりやすいよ、こんちくしょう!

あと《斧戦闘》!木こりの話になっちゃってるから!

ところで消臭魔法仕事しろ!


というか、ギルドマスターだけあって強そうだな…

ついでに《完コピ》発動しておこう…


「どうした?あんちゃん風邪か?」

「いや、何でもないよオッサン」


俺はすまし顔で挨拶を交わした


「ところであんちゃん、ここの生活には慣れたかい?」

「ぼちぼちってところだな」

「そうかい。今日は何しに来た?」

「そろそろ街中を散策してようかと思って通りかかったんだ」

「ただの通っただけかよ。オレぁあんちゃんがついに自警団の入団希望に来たのかと思ったのによぉ」


うん、オッサン呼びしても普通に会話できてるな。

それに【認識操作】もバッチリだ


「お父さん、入団じゃなくて冒険者登録だってば…」

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