古龍さんとのお話
私は今、目の前の存在に対してきちんとした回答をしなければならない。
じゃなきゃ死ぬ。
え?展開がいきなりすぎて訳が分からない?そうだね。わけわかんないよね。
だからちょっと遡って話をしよう。
あれはベーゼ君達が帰ってから数時間後の時のこと。
私は約束通り森から資源を分けてもらって保管するって作業をしていた。
約束は守らないとね。
すると、バサバサって音が上から聞こえてきたんだよ。
上見るじゃん。デカイ翼の生えた40メートルぐらいの爬虫類がいるの。
そして私の目の前に着陸してきたんだよね。←今ここ。
因みに私の周囲は私の本体が育ちすぎたせいか50メートル四方にわたって草原みたいになってるよ。このでかいドラゴンさんが4体私の周囲にこれるってこと。
…こんなでかいドラゴンが4体もいるかって話なんだけどね。
うん、今の所お互い何も喋ってない。でもね、コミュニケーション取らないとどうしようもない。
だけどさ、私から話しかけるのはどうかって思うんだ。
っていうか、人の家(?)にお邪魔しておいて、何も喋らないってどうなの?
え?お前の家じゃ無い?はっはっは。気にしたら負けだよ。
「………」
『………………』
沈黙が痛い…
ここは意を決して
「初めまして、古龍さん。何か用かな?」
『…………』
喋ってええええー。
ナンデナンデ黙ってるの!?
なんか言ってよ。心臓に悪いからさぁー
「………あのー……」
『……………………………zzzzzzzzzzzz』
ええ!?寝てるし!?
いやほんと何しにきたのこいつ!?
と、とりあえず起こさないと…いや、起こしたら怒られそう。
前世の子供の時、夜中に母親起こしたら本気で殴られたことある私からしたら他人を起こしたくは無い。
それにこいつがどこぞの道路塞いでる寝坊助みたいに襲いかかって来られたら私軽く死ねる。
何故かって?
こいつのステータスを見ればわかるはず。
『鑑定』
ステータス
種族 最古龍(木龍) 年齢68542歳
名前 ダーティファルンド
体力450000 耐久5000000 攻撃48000
防御600000 MP600000 魔耐480000
魔攻500000
スキル
「腐食のブレスLV10」 「再生の息吹LV10」「龍魔法LV8」「人化の術LV5」
「環境適応(森)LV9」「体術LV10」
「園芸LV10」「鑑定LV10」「龍林精製LV10」
こんな感じ。こいつのスキルについては他にもあるけど、今重要なのはこれぐらい。
それにジョルト君、古龍って言ってたけど、最古龍じゃん…最古龍についても鑑定してみたけど…鑑定結果は…
『最古龍
一番古い龍の一体。5体いて、木龍、火龍、水龍、光龍、闇龍が最古龍の種族。
また、世界では最上位の強さである。』
こんな感じ。だから無理に起こして怒らせたく無い。私腐食対策してないし…
というわけで待ちます。
しかし…なぜ地龍が最古龍じゃないのだろうかねぇ…
二日後
まだ起きません。ただ待つのは辛い。それにベーゼ君達がくるまでには話を済ましておきたいのだけど…
因みにベーゼ君に言われた通りに集めたよ。でもこの年寄りドラゴンはピクリとも動かない。寝ているから動かないのは当たり前?
立ったまま寝てるから足が疲れて動いたりすると思うんだけどね
さらに三日後
起きない…ベーゼ君はやく来て。この年寄りドラゴンが起きる前に早く話を済ましたい。
さらにさらに三日後
ベーゼ君達がきた。んであんぐりと口を開けてる。まぁそりゃ目の前に古龍がいればそうなるよね…
このタイミングで起きられたら困るから、もう少し眠っててほしい。
『ふぁああ、よく寝たのぉ…』
起きたよ。フラグ立てるんじゃなかった。それも一瞬で回収だよ。しかもタイミング悪い…
『おお、お邪魔しとるよ。人間とドライアドよ。』
何事もなかったように話をするなー。こっち8日待ったんだよ!
何故このタイミングで起きて何事もなかったかのように話すの?わけわかんない。でもまぁ、こっちもあの年寄りドラゴンの要件聞かないといけないし。
「…それで、要件はなんでしょう?最古龍さん。」
『うん?目的?ただの森林浴じゃが?』
このジジィー、何が森林浴だ。なんか要件あって来たのかと思ったよ。マジで。
何も無いの!?マジで⁉︎じゃあ私が待った意味は?あ、でも私を害するかどうかは聞いておかないと。
「そうですか。私や森に手を出す気は無いんですよね?」
『ここは良い森になったのぉ。実にすごしやすいわい。』
聞いてないし…
『うん?危害?すごしやすくなったのはお主のおかげじゃろう。儂は儂の別荘を削り取る奴は許さんが、すごしやすくするのは一向に構わんぞい。』
ああ、よかった。危害は加えられないと。
ていうか、別荘なんだ…ここ…なんか庭師になった気分…
なんかベーゼ君が苦虫を噛み潰したような顔してるけど。
『それじゃあの。儂は帰るわい。じゃあの』
そう言って最古龍の爺さんは帰っていった。
ここ数日で物凄く疲れた。休みたい…
あ、ベーゼ君達が来てるから休めない…畜生。
スキル解説
龍林精製
木龍は鱗ではなく、樹木を生やし、それを鱗がわりとする。このスキルのレベルが高ければ高いほど龍林は固く、再生しやすい




