再会と・・・
投稿遅れて申し訳ありません>< リレー小説の方と同時進行で書いているので遅れました。
翌日、俺たちは風の大地にやってきた。ちなみに俺の転職用アイテム『レッドメタル』はまだ俺の手にある。理由としては、先に俺だけ転職するのは悪いと思ったからだ。普通の人だったらすぐに転職してしまうかもしれないが、この世界はゲームであって、ゲームでない。技量は個人によって違うし、下克上なんてものもあり得る。
要するに何が言いたいかというと、今転職しても、俺の体は3次職になることで起こる体の変化などについていけないだろう、ということだ。そうすると結果的に慣れるまでに時間がかかってしまい、他二人の転職が遅れるだろうということだ。
さて、今回の風の大陸というダンジョンだが、ここのフィールドに出現するモンスターは基本的に鳥系のモンスターが多かった。先ほど戦闘を行ったモンスターの大体が鳥であった。そして、その中の例外が、『フライングラビット』や『プリズマー』などというモンスターだ。『フライングラビット』は耳を使って飛んではいたが、鳥系とは違うだろう。『プリズマー』反射光を体内の鏡で乱反射させ、攻撃ができるほどまでに増幅させてくる厄介なモンスターだったが、弥生が《遮光カーテン》というもはや魔法なのかどうかも怪しい魔法を発動すると、攻撃手段を失い、あっさり倒すことが出来た。
あまり過去の話を続ける気も俺にはないので、現在の話をするとしよう。実は俺たちはすでにここのフィールドのボスであるウイングバードを倒し、目的のアイテムを手に入れることが出来たのである。だが、今の俺は新たな問題に瀕しているのである。それは・・・
「お兄ちゃん・・・?」
そう、いきなり現れた少女が俺のことをお兄ちゃんと言ってきたのである。
俺はその少女を見た瞬間、顔が青ざめていくのがわかった。なぜならその少女、美香は、過去に俺が親戚のおばさんに預け、忘れ去ろうとした少女だったからだ。
なぜそんなことをしたのかも忘れ去れたと思っていた。思っていたのに一昨日見たあの悪夢のせいで思い出してしまった。何もかもを。
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昔、まだ俺が中学一年生だった頃、俺は父の研究室に妹と二人で呼ばれた。呼び出した父はいつも研究ばかりで家にも帰ってこない、ダメな男だった。そしてその日は、いいものを見してやる、言われ、つい研究室に行ってしまったのだ。あんなことが起こるとも知らずに。
「いやぁぁあああぁぁああ!!!!」
そこにいたのは母親である百合子だった。俺たちは最初何が起こっているのかもわからず、ただ立ち尽くしていたんだ。だが、だんだんと脳が状況を理解していくうちに俺は怖くなった。なぜ、なぜ母親がこんなことになっているんだろうか。俺はわからなかった。
隣にいる妹は俺の服の袖をキュッと掴んでいたが、やがて気絶し俺にもたれるように倒れた。
そうだ、すべて思い出した・・・俺が現実をクソだと思った理由も、あの研究者・・父親に復讐しようと思った理由も、そしてすべてを忘れようと美香を遠ざけた理由も・・・
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「あ、あああ・・・」
俺は気付いた時には泣いていた。
「大丈夫、お兄ちゃん!?」
「すまない、本当にすまなかった・・・」
「そんな、謝らないでよ、私だってあの日お兄ちゃんの立場だったら同じことをしたと思う。だからさ、また一緒に暮らそうよ。私まだお兄ちゃんのこと好きだし、全然憎んでなんかいないんだから!」
「あんなことをした俺を許してくれるのか?」
「だから許すも何もないんだって!私は全然お兄ちゃんがしたことを怒ってないんだから!」
「そうか・・・ありがとな」
俺はそう言って美香の頭をなでてやる。美香はふにゃ~っと猫みたいな声を上げてこちらにすり寄ってくる。
「あの~」
「「うん?」」
「私だけ事情を飲み込めてないみたいなんだけど、その子はいったい誰なの?」
「ああ、そうだったな。説明しなくちゃな。隼人、お前の過去も話しちゃってもいいのか?」
「ああ、別にいいぜ」
「じゃあとりあえず事情を話すか・・・」
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「そう、そんなことが・・・」
「ああ、それに隼人も妹を実験に使われているから、俺と同じように復讐をしようと考えているんだ」
「あの・・・何かごめんね?話したくなかった、よね?」
「いいんだよ、それにいつかは話さないとなって隼人とも話してたしな」
「うん・・・」
だが、まだ一つ問題が残っている。
「美香、お前はどうするんだ?」
「私は・・・迷惑じゃなければお兄ちゃんたちに着いて行きたいなって思ってるんだけど・・・」
「私は全然いいわよ」
「俺も構わないぜ」
「だってさ。だったら俺も反対する理由はないな。美香、一緒に来るか?」
「うん!」
こうして俺たちの仲間に美香が加わった。
今回はちょっと他の小説の書き方を真似してみたんですがどうですかね?できれば感想をいただけると嬉しいです。




