第五百二十八話 エミでの記憶
農業を蔑ろにするのはダメなんだけど、その悪習は、悲しい事に、色んな所で見られるんだよなぁ…
エロ展開は有るのか!?
目的忘れて無いよなぁ?
「お前はアホかぁ〜!!」
ごすっ!!
会議室に入った瞬間、オレは伊賀兼続を殴っていた。
「い、いきなりなんですか!?」
痛みを与えるだけの殴り方だったので会話も可能だ。でも、痛いんだよなぁ…
「昔からそぉだったから永劫ソレで大丈夫とか思ってんぢゃねぇぞ!!食は国を支える根幹だ!!その生産者たる農民を苦しめる様なクソな政策のまんまにしてんなよ!!」
オレは激怒して、そぉ言ってやる。
「し…しかし…ソレでは財政が…」
「そんなもゆあの為に国を潰すつもりか?」
オレは伊賀の胸元を掴み上げ、睨みながら言う。
「あ…兼光様さえ生きていれば国は出来ます…」
なんて事を真顔で言われた…
「お前…本気で言ってんのか?」
「王族さえ生きて居れば国はなんとでもなります!!」
あ…コイツ本気だ…
「そぉか…お前がそんな考え方をしてる様ぢゃエミの将来は無いな…」
オレは呆れて伊賀を手放した。そして電話をかける。
「よぉ、オレだ。ちょっとエミにテコ入れするぞ。このまま放っていたら、そぉ長く無い将来、エミが潰える。何人か連れて、直ぐにエミに来い。」
オレは用件だけを告げ、相手の返事も聞かず電話を切った。
「お前がそこまで考え無しとは思わなかったよ…呆れてモノが言えん。」
と、突っぱねてやる。
「…でしたら…でしたら、松岡様にとって国とは何ですか!?」
オレみたいな若僧ににボロクソ言われて腹をかいたのか、伊賀兼続はスゴい剣幕でオレに迫った。
「国は人だ。買い物を作り、その副産物で大勢が仕事をし、その方針を為政者が決め、皆で支え合う…ソレが国だ。お前のしているのは、支配者が奴隷を使っているのと変わらん。民の生活に目を配れ。農民が何を望んでいるのかを考えろ。ラナーが数年で莫大な賠償を払い終えた理由を考えろ。ラナーは今後発展するぞ?ソレが何故か考えろ。お前の狭い考え方で国家なんぞ動かせん事を知れ。」
オレは冷たく言い放つ。
「んな!?」
伊賀兼続は言い返したい所だけど、結果も過程も全てがオレの言ってる通りになってるからはんろうが出来ない様だ。
ま、内乱とかしてる時点で、政権の求心力が無くなってる証拠だし、政治が上手く機能して無いって事だし、庶民を見て無いって証拠なんだよね。
「ま、基本的な事は教えてやるが、後日オレの部下が来るから、しっかり学んどけ。」
と、ソレから日が暮れるまで、何を中心に据えて政治をするか、一人の意見に傾倒せずに、色んな会見が不必要だと説いてやる。
「…エミとは全く考え方が違うのですね…いや、根本から違う…そんな印象を受けます。」
顔を腫らせた伊賀兼続はオレの話を時折質問しつつ聞いていた。
無能なヤツは聞く耳を持たず、凡人は黙って聞くだけ、有能なヤツは質問して来る…この振り分けが正しいなら、コイツは有能な部類だな。
「まそぉだろぉな…ラナーを主上陛下から任されてから、オレが根本的に変えた。ソレまではラナーもエミと同じ政治体系だったんたぞ?ソレがたったの五年で持ち直した上に、民衆に笑顔を取り戻したんだ。その方式を導入すれば、エミも遠からず回復するだろ。」
「何故、ソレ程までにエミに肩入れされるので?」
「ん?そんなの簡単だろ?いずれオレの子供が…オレと兼光の子供がこのエミで生きて行く事になるんだ。より良い国で産声を上げて、育って欲しいと思うのは、親のエゴなのか?」
オレの言葉に、伊賀は言葉を失っている。
「…そぉですね…より良い国…誰に取っての良い国を作るべきなんでしょぉか?」
「そんなの決まってるだろ?」
「決まってる?」
「あぁ、民衆にとって住み良い国が良い国だと思うぞ。そぉ云う良い国なら、民衆からの突き上げも少ないだろ?ま、誰にとっても良い国なんてのは夢物語だけとな…」
「理想を語り、そして現実を語るのですね…」
「理想に近付く為に現実を変えて行く。為政者の役割はそこぢゃ無いのか?オレはそぉ思うけどな…」
「…なるほど…私は自分の事しか考えてませんでした…お恥ずかしい限りです。」
「そぉ思ってくれたなら、オレの部下の指導にも着いて行ってやってくれると助かる。」
「はっ!!」
と、難しい話しを終えて、
「さて、帰るとするか…」
アレ?なんか忘れてる様な…ま、いっか!!
「こりゃぁ〜!!鑑連様!!何を帰ろぉとしとるんぢゃ!?」
帰ろぉとした所で、兼光に呼び止められた。
「難しい話しを真面目にしとって、それだけで満足しとらぬか!?わしを満足させずに帰るつもりなのか?」
最後の言葉にはそれまでの勢いは無くなり、俯き、上目遣いになりと忙しいヤツだな…上目遣いって卑怯なくらい可愛く見えるんだよね…
「そぉだよ!!今回ココに来た目的を忘れる所だったよ!!」
「もぉ、真面目な話ばっかりしおって!!わしにはちんぷんかんぷんぢゃぞ!!」
あ…コレ、あかんヤツだ…
「解った…まずはお前の教育が先なんだな。」
「えっ!?」
「うん、お前を攫ってはらぐ…波津殿に再教育して貰おぉ!!」
と、オレは腹黒女官さんに電話をして、兼光の教育をお願いしてみた。
『お話は解りました。はい、その件、承りましたわ。』
「そぉですか。ありがとぉ御座います。」
と、電話を切る。
「さて…そぉなると、式をどこに描くか…だな…」
普段は目立たず、兼光でもすぐに用意出来る場所…
部屋の隅に衝立があった。
「なぁ、あそこって…」
「ん?あぁ、わしのお着替え場ぢゃが?」
「ちょっと見させて貰って良いか?」
「なんか、裸を見られるより恥ずかしいのぢゃが…」
と、強引に見ると、広さは申し分無いし、多少散らかってはいるけど、大丈夫だな。
「ココ、使わせて貰って良いか?」
「鑑連様がどぉしてもと言うなら…」
「よし!!なら決まりだな。普段は上に布でも敷いててくれ。」
と、衝立の中に式を書き始める。
「ほ…本気でそこなのか!?」
「あぁ、目立たずにちょぉど良い場所だからな。」
と、式を書き終えた。
「のぉ、ソレはわしも使えるのか?」
「使ったら、多分死ぬぞ?」
「…止めておく…」
オレが真顔で言ったらあっさり引き下がってくれた。
ソレから朝まではしっぽりとした時間を過ごした。
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お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。




