第五百二十六話 新たな転移先の記憶
想像力って大事なんですね…でも…拘束プレイって、前話を見るに男女逆が多いと思うんだが!?
作者はアホか!?
忘れてたなぁ…
翌日、拘束が悪かったのか、朝から全身ボキベキバキと関節が鳴りまくっていた。
くそっ!!楓め…あんな事出来るとか…オレの奥さん達って、めっちゃ侮れないぞ!?夫婦喧嘩とかしたら死にかねんな…
「ほら、三人共、起きるよ。」
と、楓と朔夜とアイラを揺すって起こしてやる。
「ん…くあぁ〜…むにむに…旦那様おあよ…」
まだまだ寝ぼけてる楓が挨拶して来た。
「うん、おはよ。昨夜は頑張ったな。」
「がんばっ…」
ぼんっ!!と一気に全身茹で蛸みたいに真っ赤になった。
「どぉした?」
「だ…旦那様のスケベ!!」
ぷくっと膨れて可愛く睨んで来た。
「ちょっ!?何がスケベだ!?あの拘束法術、オレが本気で壊せなかったからな…」
オレの言葉に、楓は更に真っ赤になって布団を被ってしまった。
「お、おい…大丈夫か?」
声をかけても返事が無いタダの照れ隠しの様だ。
「鑑連様、しばらくは、そっとしてた方が宜しいかと思いますわ。鑑連様は身支度をされて、長様の所へ向かわれた方が宜しいかと思いますわ。」
「いぐざくとりぃ。」
って、いつの間にか、朔夜とアイラも起きてたのか。
オレは急かされるままに着替えて、紅葉の所に行った。
なんで追い出されたんだ!?
と、朝食の場に来たら、紅葉と椿が既に来ていた。
「おはよぉ。二人共早いね。椿はもぉ大丈夫だな。」
「おはよぉやよ。」
「おはよ。もぉ大丈夫だよ。ご心配かけました。」
「いえいえ、元気になって何よりだよ。」
と、言いながら、椿のほっぺにちうしてあげる。
「むぅ…わっちには無いのかや?」
「そんな事は無いよ。」
と、紅葉にも同じ事をする。
「ま…まったく、旦那様はわっち達を好き過ぎて困るやよ。」
「ですよねぇ〜!!」
と、紅葉も椿も頬を染めてオレをからかう。
「そぉだよぉ。楓も含めてみんな大好き過ぎるくらい大好きだぞ。」
オレはえっへんと胸を張る。
「威張る事なの?」
「ん?自慢するトコだろ?こんな可愛らしく、有能な奥さんが三人も居るんだぞ?そりゃ自慢しか無いだろ!?」
「はいはい、解ったやよ。旦那様はわっち達が好き過ぎるって事やよね。まったく…」
と、朝からバカップル振りを発揮し、みんなの到着を待つ。
「ソレで、どぉだったかや?らびっしゅの特訓は。」
「らびっしゅ?あぁ、陸牙か!!うん、アイツの知ってる事を吐き出させて、みんなソレを直ぐに身に付けて、独自の術を構築する事を目標に頑張ってるよ。」
「そぉかや。順調で何よりやよ。」
「楓なんか、オレを捕まえて身動き出来なく出来る程の術を作りやがったし…」
と、話してた所に、
「うぎゃぁ〜!!旦那様のばかぁ〜!!」
と、大声と共に強烈な左拳がオレの顔面を貫いた。なんでだ!?解せぬ!!
どんがらかっしゃぁ〜ん…!!
オレは吹っ飛び、色んなモノを巻き込み、ぶっ倒れた…まさか、今の楓か!?
「…………ま!!起きるやよ旦那様!!」
「ご飯の時間だよぉ〜!!」
紅葉と楓の声に起こされた…この二人に起こされるとか、なんか懐かしいな…
「ん…ん、あれ?何してたんだっけ?」
オレは現状を確認する様に辺りを見回して、楓の成長振りを興奮気味に話していた事を思い出す。
「気が付いたなら良いやよ。ほら、楓も謝るやよ。」
「はい…旦那様、いきなり殴っちゃってごめんなさい。」
しゅんとした表情で楓が謝罪して来た。
なるほど、オレは楓に殴られて脳震盪でも起こしてたんだな…不意討ちとは云え、オレを吹っ飛ばす程の拳を振るうとは…
「楓は強くなったな。法術だけぢゃ無く、身体もちゃんと鍛えてた証拠だ。偉いぞ。」
と、オレはにこやかに、楓の頭を撫でてやる。
「いきなり殴った事を怒らず、逆に褒めるのかや?」
「当然だよ。殺気も無く、オレを殴り飛ばしたんだ!!オレの指導が間違って無かった証拠だし、あれだけの衝撃だ。正面から闘ってもそこそこの闘いが出来る証明で、そこまでちゃんと鍛えてたんだ。褒めるだろ?」
オレはこの上無い程に力説すふ。
「はぁ…まったくこの脳筋は…」
なんて、椿が呆れてるし…なんでだ?解せぬ!!
「解ったやよ。さ、みんなでご飯食べるやよ。」
「「「「「はぁい!!」」」」」
と、紅葉にみんなで返事をして、仲良く朝食を食べ、それぞれの仕事に…
「ほら、旦那様はさっさと準備して行って来るやよ。」
と、紅葉に急かされる。
「ん?行くってドコに?」
「本気で言ってるのかや?」
「うん…」
「はぁ…そろそろエミに行くんぢゃ無いのかや?」
「エミ…?あっ!!」
「まったく…遊ぶ事ばっかり優先して、お勤めを忘れるとか、兼光が可哀想やよ…」
そぉだよ!!紅葉に言われて思い出したよ!!何か忘れてると思ったら、兼光に子種提供しなきゃダメだったよ!!怒られるだろぉか?怒られるだろぉなぁ…
「あっ!!そぉだ!!」
「旦那様どぉしたの?」
楓に問われ、
「あぁ!!この前の転移の式に、エミを入れて置けば、何日もかけずに行けるぢゃん!!」
オレは思い付いた事を言ってみた。
「あっ…ソレ良いかも!!私達も遊びに行けるよね?」
と、椿が乗って来た。…えっ!?椿も来るの!?
「椿!!何を言うかや!!…」
紅葉!!良いぞ!!説教してくれ!!
「…そんな楽しそぉな事、そんなにすぐに思い付くとは!!天才やよ!!…」
あっれぇ?おかしいぞぉ?思わぬ方向に話が進んで無いかぁ?
「旦那様!!何をしてるかや!!早く式を描くやよ!!」
「はいはい…」
うん、一度口にしたから、今更取り消せないよな…くそっ!!黙ってヤれば良かったよ…
オレは転移の式を描き足して、エミに向けて行ける様に調整し、切り替えも作り、
「よし!!コレで良いだろ。ぢゃぁ行ってくるね。」
オレは奥さん達にそぉ言って、エミに向けて出発した。
道中は何の障害も無く、道路もすこぶる走り易く、新型の車もかなりの速さで走っている。コレなら直ぐにでもエミに着きそぉだな。
そして三日目の昼。エミに着いた。前は五日がかりだったよな?かなり近く感じるな。
そぉして、エミの街に入ると、かなりの賑わいだった。街行く人々は笑顔で、経済もしっかり回っている事が良く解る。あの時の戦からちゃんと立ち直った証拠だ。兼光も良い人財を持ってるって事だな。あと、本人が有能って事か。負けてられないよな。
そんな思いでオレは取り敢えず城に向かった。城に入る前に兼光に連絡をする。
「すみません。コチラにどの様なご用件で?」
やっぱり門番さんに停められる。
「ドコ行ってもコレが有るんだもんなぁ…良い加減飽きたよ…オレは松岡鑑連、江見兼光殿に会いに来た。」
と、正直に答えた時、兼光が出て来た。
「鑑連様!!待ち侘びたぞ!!さぁ入ってくれ!!」
と、門番さんを押し退け、お姫様然とした格好の兼光が満面の笑顔で迎えてくれた。
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お時間がありましたらもう一つの作品「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。




