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長らくお待たせ致しました。

ようやく書きあがりました!! 次回は、早めにアップしたいなぁ。

流石、本家の力、というべきか。

千里の奴、あっさりと六尾の狐と契約を果たした。それも、既に同じ六尾ーーーそれも新しい式神の知り合いーーーと契約してたというんだから、末恐ろしい実力だろう。

が、本人は妙にテンションアゲアゲの状態で、見てるこっちがヒヤヒヤする。頼むから、いい加減意識を切り替えろ!!

恋する乙女(笑)は厄介すぎる。

・・・・・まあ、冷静にさえなれば、何てことはなかったんだが。

あ、因みに俺はこんな力を持ってる式神との契約はしていない。居るにはいるが、偵察やら補助目的のやつらだけだ。うちは術が重視される家系だからな。式神はあまり評価はされないんだよ。勿論、高位の式神持ちには敬意を示すがそれだけだ。完全実力主義なんだよな、そういうとこ。


「始めます」


ようやく切り替えた千里は、凛とした雰囲気をしていて、本当に美しい。ちらりと見たら、兄貴が惚けてた。相変わらずの両片思い! いい加減に付き合えよ、お前ら!! 見てるこっちがイライラする。


「鏡を」


千里の言葉に、我に返った兄貴が、丁寧に丸い鏡を持って、式神の白炎を映す。勿論、これはこれからの作業に必要なもの。

妖喰いは、鏡にその姿が映るのだ。だからこそ、鏡に姿を映してから、封印するという作業をする。

本来、鏡は魔を映すと言われる物だが、今回、これに新しい式神となる妖狐は当てはまらない。それは式神は契約により、魔であっても主の許可なく封印出来ないからだ。そして、今回。何故、仮契約なのかというと、本契約をすると、お腹の中の子供達も対象になるから。つまり、憑依してるか、成り代わってるか分からないが、それらが封印できなくなる恐れがあった。だから、曖昧な仮契約にしたのだ。全ては、妖喰いを封印するため。

どうも、自然界でも嫌われ者らしいからな、妖喰いは。


「見えた」


千里は鏡の中にそれらが見えたようだ。俺も見える位置に居るから、鏡に映る狐の姿は見えている。それに被さるように纏う黒い影も。鏡に映る黒い影、そこにある赤い目は、全部で3つ。つまりは、3体の妖喰いが居る訳で。

さて、居る数が分かれば、後はその影だけをそのまま、鏡に”める”。この鏡は、どこにでもある変哲もない鏡なんだが、この妖喰いの性質が関係している。実は、鏡に映されると、鏡に映る自分の姿に驚き、動けなくなるんだそう。そのまま、今回契約した妖狐を鏡から出せば、そこには動けなくなった黒い蛇みたいな影が、そのままの位置で固まっていた。

うん、後は無事に封印すれば終わりだな。

千里が封印の為の印を組んだ。


「貴方達は、このまま封印します」


そういって、呪文を唱えようとした千里は、一瞬だが黒い影から意識が逸れたその僅かな瞬間を、奴等は逃がさなかった。


「きゃっ!?」


僅かな一瞬をついて、動けないはずの体から、何かを飛ばしたんだ。それに千里が当たり、悲鳴が上がった。


「千里! 大丈夫か!?」


言わずもがな、我が兄はすぐさま、千里に向かい、バランスを崩した千里を支えている。まぁ、あっちは兄貴が居れば大丈夫だろ。つーか、一目散に向かったよな、今。

そう冷静に判断しつつ、黒い影から放たれた黒い物を見て、流石に俺も顔がひきつった。何か動いてる! それにこれ、もしかしなくても、妖喰いの赤ちゃんか!? いや、分身体?

つーか、増えちまってるんだけど!?

千里、兄貴、イチャコラしてる場合じゃねえぞ!? 緊急事態だ!! どーすんだよ、これ!!


「千里っ、どーすんだよ、これ!?」


俺の声は、随分と切羽詰まったものだった。


◇◇◇◇◇


とっさの事で、バランスを崩すという失態をしてしまいました。昌磨さんにまでご迷惑をかけてしまうなんて! 私、一生の不覚です!

・・・・・でも、目の前に昌磨さんの顔が! 役得、でしょうか?

って、私は何を考えているんでしょう!! 一瞬で頭を起動させます。確かに嬉しい事ですけど、どう考えても緊急事態に変わりはないでしょう。封印しようとしたら、分裂するなんて、聞いてませんよ!?


「千里っ、どーすんだよ、これ!?」


拓真の声も、いつもより慌てている気がします。いや、実際、慌ててるんですよね。私も、どうすればいいか考えますが、全く浮かびません!! どーしましょう!?


「千里、落ち着いて、こいつらは鏡で動きを止めてるんだよな? なら、この空き地一帯を鏡にすればいい、結界でできるだろ? お前なら」


耳元で、大好きな昌磨さんがささやいてる!? どうしましょう、私。


 幸 せ 過 ぎ ま す ! !


とはいえ、その程度の事は、私でも勿論できます。結界に関しては、普段は式神様にお願いしますけど、自分で張れない訳じゃないんです。今回のように、特殊な場合は自分で張った方がいいでしょうから。


「分かりました! わたし、頑張ります!!」


「うん、応援してるし、サポートは任せてね」


目の前の笑顔で、更にやる気がガンガン上がってます! 頑張りますよ!!




お読みいただきありがとうございます!

そして長らくお待たせいたしましたこと、お詫びいたします。

活動報告に詳しく書いてありますが、少々私事でお休みさせて頂いてました。

まだ、楽しい感じの話は書けてないのですが、秋月のペースで頑張っていこうと思いますので、宜しくお願いします。

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