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お待たせ致しました!

次回は誠意執筆中です。

慌てて向かった先には、大きく肩で息をしているものの、未だ目が力強い拓真と、若干ハイになって攻撃術を放つ清一さんがいました。勿論、式神ーズは元気いっぱい、攻撃してますが・・・・・。

それに、私の式札が反応したような?

なんでしょう、この短時間で、一体何が起きたのか、目の前の光景に顔が引きつってます。隣に居る昌磨さんも、目を見開いてました。

誰が想像しますか?


「何で現実で、こんな大物と戦ってるんでしょう?」


「さあ?」


私と、昌磨さんの目が半眼になりました。うん、これはそう言っても過言ではないと思います。

目の前には、拓真や清一さん、式神ーズの攻撃で、ようやく本性を現した敵の本来の姿。白く滑らかな肢体は、家と遜色ない大きさで、爪の一つ一つが人間の顔と同じ大きさ。顔はまるで狛犬のように恐ろし気で、口に生えた鋭い牙は人間など一噛みで殺せてしまうでしょう。何よりの特徴が、尾から生えた6本の尻尾。六尾と呼ばれる狐の妖です。

はっきり言います。


何 で こ ん な 場 所 に 、 お と ぎ 話 の 妖 が 出 て き て る ん で す か ! !



誰だって、半眼になりますよ? こんなに大物だとは思わなかったので、式神は2人しか送らなかったのですから。悪い事してしまいました。


「とりあえず、僕らも参加しようか」


「そうですね、それに拓真は限界でしょう」


「・・・・・あいつは持久力がないからなー」


兄であるからこそ、辛口の査定ですが、それでも怪我も負わずにここで戦っていた彼は、実力者ですよ? 霊力の配分の問題か、今回は相棒の問題でしょう。私と一緒の時は、もう少しもってますから。


「拓真、よくやった・・・・・少し休んでろ」


昌磨さんに声を掛けられ、更には褒められて、一瞬ビックリした表情は、直ぐに冷静なものに変わります。実力者の拓真だからこその反応でしょう。・・・・・たまにしか誉められないのは、拓真に対しての、昌磨さんなりの愛情なんでしょう。そんなところも素敵です♪


「あー、んじゃ、頼むわ」


そういうなり、拓真は少し離れたところへ歩いて行きました。そこなら、巻き込まれる事はありませんからね。


「清一さん! いつまでモタモタしてるんです? 千里と俺が来たんですから、さっさと終わらせますよ!」


昌磨さんの鋭い声に、清一さんはビクッと反応してました。清一さん、昌磨さんが苦手なんでしょうか?

しかし、何となく違和感があります。目の前の狐の妖怪は、確かに満身創痍なんですが、最初の場所から動いていないようですし、何よりもお腹が無傷・・・。なので、ある可能性が出てきました。


「清一さん、昌磨さん、ちょっと待った!」


私が急に止めた事もあり、二人と式神ーズは怪訝そうです。勿論、敵である妖さんも。


「ずっと気になってたんですよね、この状況」


最初は、ある家の神様が顕現してるから、理由を調査し、解決すること、として動いてました。それが、近所で頻発している行方不明事件も絡んできて、正体は滅多に姿を見せない、妖の中でも善良な部類に入る狐の妖、六尾が登場。因みに、善良な部類というのは、嘘ではないですよ。狐妖怪最強で神格持ちの九尾が、人間を襲う事を禁じているからです。勿論、例外はありますよ? 礼儀をわきまえない人間は対象外ですから。でも、今回は、これには当てはまらないので、この妖がその決まりを破ったことになります。そして、妖怪社会は実力主義。この六尾とて、力関係は分かっているはずです。それでも、人間を襲ったのは、何かしらの理由があるんでしょう。それが、恐らくお腹の中に居る”子供”でしょう。

と、説明したら、昌磨さんから指摘されました。


「千里、それでも今までこんな前例はないよ? お腹に子供が居たとしても、それを理由に人間を襲った例はない」


そう、普通の妊娠だったら、間違いなく前例通り、人間を襲う事はありません。でも。


「じゃあ、”普通じゃなかったら”?」


『どういう事だ! 小娘!』


ちょっとムカッと来ましたが、とりあえず落ち着きましょう。怒りは後から十分、発散できますから。

というか、話せたんですね。六尾さん? ならば話が早いです。


「言葉の通りですよ・・・今回は普通じゃないから、こんな事件が起きた」


つまりはこういう事ですよ。


「”妖喰い”」


ただ一言、そういっただけで、ここに居る方々は、理解出来てしまったんでしょう。その原因に。まあ、若干一名、何となく理解した方が居たようなので、説明はしますけど。・・・・・清一さん、もう少し勉強しましょうよ。あなた、本家の人間でしょう!?


「妖に取り付き、その妖に共生し、子が出来るとその子を喰らい、代わりとなり外に出て、新しい餌に取り付く妖です・・・勿論、利点もありますよ? 共生してるときは、一時的にですが強くなるんですよ、自身が不振に思わぬ程度に、・・・・・そして、子供として出てくるんですよ、命を代償に」


それが妖喰いの特徴と言われています。式や、式神にも取り付く事があるので、気を付けるようにと教えられていましたし、何よりも、気配が複数していますが、おかしな気配が入ってましたから。気づくのは早かったです。

いつもお読み頂きまして、ありがとうございます。

もう少し早く書けるように、頑張りますね。ウフフ、大丈夫ですよ! 怖いような展開が来るだけです! 精一杯、執筆させて頂きます!

次回も楽しみに♪

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