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2-6 終幕

 『サーチ』を早速使ってみると

近くで、サミー組の反応があった。


 早速近づく。

キプロスのアビリティは『捕縛』のようだ

蔓のようなものを操っているが

目の前の男がうまくそれをかわしている。

そして、一気に間合いを詰めると

手に持っていた剣で切りつけた。

"超速"のサミーだ。


 キプロスが脱落したが、

『捕縛』はもうハント済みだ。


 グローリーの『砂塵』は

“大楯“ビーフの『障壁』

により全て防がれている。

『障壁』はバリアを出現させる能力だ。


 ビーフは体格のいい男性で、

物理的な防御力も高そうだ。

そして、背後からサミーが『瞬足』で近づき

グローリーを切りつけた。

その瞬間、こちらもハントした『瞬足』で

サミーの首筋を切りつけ、敗退させた。


 ビーフは驚愕の表情を浮かべながらも

火属性中級魔法【ファイヤーアロー】を

唱えてきた。

それを『障壁』で弾き返し、

さらに驚いてる間に『瞬足』で近づき

切りつけた。


 自分の能力を使われたら動揺で動きが鈍る。

その瞬間をついたのだ

これで残り一組だ。



 "雷公"ビリーの相方はレイザーというらしい

アビリティは不明だが警戒は必要だ。

早速『サーチ』し、

二人の元に向かった。

二人の男女が仁王立ちで待ち構えていた

これが最終決戦であると知っているのだろう。


 男の方が“雷公“ビリー

女の方がレイザーだ。

木陰から『分析』をかけてもらうと


 ビリーが『雷魔削減』、

レイザーが『無効』だった。

ハントはできたが、『無効』により、

周囲はアビリティが使えなくなるらしい。


 例の声が聞こえ、『雷魔削減』も

マジックハントに含まれた。

アビリティとしての能力は雷魔法を

使うときに必要な魔力を削減するというものらしい


『無効』状態でも魔法は使えるし、

魔法系のアビリティは無効化

できないようだ。


 僕たちが近づくと、

一緒にものすごいスピードで間合いを詰め、

レイザーが【ライトニング】

雷の中級魔法を使ってきた。

それを短剣でさばく

【ネオサンダー】

そして、ビリーが雷の上級魔法を放ってきた。


 魔道具で防いだが、

畳み掛けるような雷魔法で

なんとかエナ姫も魔法で反撃するも、

アビリティが使えないので

マジックハントが使えず、苦戦していた。

いくらエナ姫が“マジカルクイーン“

と呼ばれるほど高い魔力と多彩な魔法を

持っていても2:1しかも相手だけ

魔法を使える状況は分が悪い。


 ビリー組のアビリティの

相性がいいことはたしかだが

実質アビリティしか使えない

僕にとっては

かなり不利な相手だ


 そんなとき……

<アビリティが進化しました。

オリジナルハントを習得しました。

『分析』に対して使用できます>


 心の中から声が聞こえてきた。

危機を迎えた時、また経験値がたまったとき

アビリティは

進化することがある。


 オリジナルハントとは、

どうやら決められたアビリティを

本人に匹敵するレベルでハントできる能力らしい。


 今は『分析』しかできないので、

馴染みの深いアビリティでないとできないようだ。


 早速『分析』をオリジナルハントしようとするが、

『無効』の効果で発動できない


「一瞬抑えててもらえる?」


「……大丈夫」


「ごめんねすぐ戻る」


 僕はその場を全速力で離れた。

そして『分析』が使えるようになったところで

改めてオリジナルハントした

『分析』をかけた。


『無効』の効果範囲より

『分析』の効果範囲の方が広いのだ


 意識をレイザーに集中させる

……なるほど興味深いことがわかった。


 さっそく戻ると『無効』を発動して

『無効』を無効化し、


『瞬足』で近づき、『ハイパワー』で一人ずつ

短剣の形にしたグスタフで切りつけた。



 レイザーの『無効』は全体にかけるものなので

ハントして全体に『無効』をかけても

状況は変わらない


 しかし『無効』は理解度を高めると

対象を選んで、かけることもできる。


 エナ姫の洗練された『分析』により

本人が到達していないレベルまで理解できたのだ。

そして、オリジナルより上回るアビリティを

手に入れ、自分たちだけアビリティを使えるようになり、一気に勝負をきめたのだ



 そして、僕たちは優勝した。


サーマント祭が終わり、しばらく戦闘シーンはなくなります

(._.)

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