新日本教育研究会研究員報告
「それもそうだな、もうちょっと頑張ってみるよ」
ただの会社員である私がどういうわけかドラマにちょい役で起用される事になりまして……役はですね、オリンピックの選考会に落選し、自殺しようとしたおじさんの役です。ええ、そうです。さっきのがその一言です。この一言に私は全てをかけました。1ヶ月間、このセリフが本気で言えるように体作りをし、試行錯誤を重ね、何度も練習しましたよ。
同僚に話したら馬鹿げていると笑いましたよ。それでもこの演技が誰かに影響を与えていたらと思うと、居ても立ってもいられませんでした。少しでも楽をしていたら申し訳ないと思いました。(末広町町内会報誌『麻の木 2009年 1月号』より抜粋)
「ただの一言でした。それでも私には伝わってきました」
私もスポーツをするもので、あ、三好町のママさんバレーですけどね。ちょっと前に少しだけ流行ったドラマがあるんですけど、そのドラマに出てたチョイ役の人の演技を見た時にハッと気が付きました。私は惰性でバレーやっていたんじゃないか、と……。
スポーツのワンプレイが誰かの踏ん張りに貢献してるかもしれない。それなのに私はどうして走るのをやめたんだろう、ボールを追うのを諦めたんだろう。そんな気持ちにさせられたんです。名前も知らないあの人に、もしも会えたら礼を言いたいです。(三好町町内会報誌『あすなろ 2011年 7月号』より抜粋)
「バレーの選手のプレイでした」
隣の町の話ですけどね。ママさんバレーで、どう考えても取れないボールなのに、とっても一生懸命だったんです。その本気の顔を見ていたら、私も何かできないかなって……私はただの主婦ですけど、どういうわけか勇気付けられてしまったんです。チームはみんなで成り立ってるって、当たり前の事なんですけどね。私も何か皆と一緒にできる事を始めようって思って、コーラス部に入りまして、おかげさまで楽しくやっております。(八戸町町内会報誌『フロンティア 2014年 11月号』より抜粋)
――上記3件のインタビューに人類の集合意識としての無意識的な繋がりがあると判断し、報告します。




