7 ママとにぃにの文化祭に行っていきます!!
「にぃにのところの文化祭?」
「そうなの。今日だけはママ達も学校に入れるから一緒に行きましょうね」
「ねぇねは?」
「寧子ちゃんはお出かけよ」
…ねぇねいないんだ。お土産買ってこなきゃね。
「うん。ボクね。にぃににがー君渡したいの」
「がー君を?優のお気に入りじゃないの?」
「だからにぃににあげるの!!ボクはあー君がいるしにぃにには誰もいないでしょ?にぃに寂しくなっちゃうもん」
「…ふふ。そうね。お兄ちゃんを見つけたら渡しましょうか」
「うん!!」
僕はリュックにがー君やお財布を詰めた。
にぃににがー君渡すんだもん。
「優〜?」
「はぁい」
僕はてってと走ってママのところへ向かった。
…紐靴はやっぱり結びにくくってママにやってもらったよ。
「お店いっぱいあるね!!」
「えぇ。そうね」
「ボククレープ食べたい!!ママ。買ってもいい?」
「いいけど…お昼ご飯が食べられなくならないようにね」
「うん!!」
僕はクレープの屋台に行くといちごクレープを買ってママのところへ戻った。
「ママにも1口あげる」
「いいの?優は優しいのね」
えへへ〜。だってママもいちごクレープ好きでしょ?
その時向こう側に前ににぃにのところへ届け物をするため、この学校に来た時、帰る前に出会った人達がいた。
…話したくないな…。
僕は思わずママの手をきゅっと握った。
「どうしたの?」
「ううん。何でもない。にぃにはどこにいるのかな」
「どこかしらね…教室か…校内を回っているんじゃないかしら」
…ここの学校広いんだけどな…にぃになら見つけられるかな。
僕はママと手を繋いで歩き出した。
ん…なんとなくだけどこっちかな。
「優。ちょっと来なさい?」
「あれ?ねぇね?どうしてねぇねがいるの?」
「そこは気にしなくていいから。叔母さん。優を借りるよ」
「あら寧子ちゃん。どうぞ?いつも優の面倒見てもらって悪いわね」
「いえいえ〜」
ねぇねは僕の手を掴むと中庭の方へ歩き出した。
どこ行くの?ボク…にぃにを探してたのに。ねぇねはにぃにの場所知ってるのかな。
「ん〜知ってる…には知ってるわね。優があそこにいればすぐ来るわよ」
「ほんと!?」
にぃにに会える!!…でも…あそこってどこ?




