6 守る会だって。皆が守ってくれるのかな?
「くぁぁ…」
>ん?
>今のミユのあくびか?
>…カワユス
「えへへ…今日いつもよりも歩いてたから疲れちゃった」
>おぅ!!休め!!
>こっからはミユのお昼寝タイムだな〜
>あねさんっ!!どうかカメラはそのまま!!
「…ミユの寝顔を晒せと?」
「ねぇね〜顔怖い」
「ごめんごめん」
>…あねさん怖ぇ
>え?お前知らんの?
>あねさんはミユを守る会会員ナンバー01なんだぜ?
>何その会!!いつ作られたん!?
>先月。ネットサーフィンしてたら見っけてビクッたわw
>今入れば200台は狙えるんじゃね?
「ねぇね〜ミユを守る会って何?」
「ミユには関係ないことよ〜おほほほほ」
…ねぇねの笑い方がおかしい。
「っくしゅん。…風邪ひいちゃったかな」
>あねさん!!
>ミユに医者を!!
>いや!!俺が手配する!!
「はいはい。黙らっしゃい。そろそろ終わりにする?」
「ん〜お話してるの楽しいからもうちょっと」
「体調悪くなったら言うのよ?」
「はぁい」
>あねさん…ママさんみたいだな
「誰がママだ!!そんなこと言うやつは会員にならせないぞ!!」
「ねぇね〜!!怒っちゃダメ〜!!」
その時、ねぇねの指がカメラのボタンを押してしまった。
「「あ…」」
…えっと…生放送…終了?…かな?
「まぁいいか!!優。お風呂はいってきなさい」
「はぁい…ねぇねも一緒に入る?」
「私はいいわ」
なんだ…1人でお風呂…寂しいな。アヒルのがー君と一緒に入ろ。
「ママ。ボクお風呂入ってくるね」
「もう沸かしてあるわよ。ちゃんと拭いてから上がるのよ?」
「はぁい」
僕は着替えとタオルを持つとお風呂場に向かった。
「えへへ〜がー君お風呂気持ちいいね〜」
僕はがー君を湯に浮かべた。
「…にぃにのところにもがー君いるのかな?にぃに1人で寂しくないのかな」
…今度お使いに行く時ボクのがー君あげようかな。ママがちっちゃいアヒルさん買ってくれたし。そっちはね〜あー君って言うの。あー君はがー君の弟なんだよ〜。
「あー君もお風呂入りたいよね〜」
僕は湯船から上がってあー君に手を伸ばした。
「んんん…もうちょっと…」
その時、自分の体を支えている方の手が湯で滑ってしまった。
「あ!!」
ゴンッ。
い…痛いよぉ。
僕は頭から床に倒れてしまった。
「優!?」
「ねぇね…痛いよぉ」
「あ〜あ。無茶するから…これ?取ってあげるから頭見せて」
ねぇねは僕にあー君を握らせるとタオルで体を軽く拭き、ママのところに連れていった。
「寧子ちゃん。優は?」
「滑って転んだのか頭打ったみたい」
「大丈夫?ちょっとママに見せてね」
ママは自分の膝に僕を乗せると頭を優しく触り出した。
「たんこぶが出来ちゃったわね…でも出血はないみたい。良かった…」
「ママぁ…頭痛いよぉ」
「よしよし。これからは気をつけるのよ?」
「うん…」
僕はママにぎゅっと抱きついた。
痛いのはやだもん。




