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21 迷子の迷子の優くんです♪︎

…また…迷っちゃった…。


僕は教室まで戻ってタオルを取った…まではいいが体育館まで戻る道を間違えてしまった。


えっと…えっと…来た道を戻…来た道ってどっち!?


「ふぇぇん…にぃに…大翔くぅん…」


僕は泣きながら歩き出した。



〜大翔くん視点〜


「…はい。わかりました」


先生の話も終わって優くんの方を…っていない!?


「先生!!優くんがいなくなってます!!」

「はぁ!?…いや、普通にトイレ行ったんだろ」


…優くんがそれだけで終わるとは思えないのは…僕だけ?


「僕探してきます!!」


僕は急いで体育館を出た。


教室…いない。

体育館はさっきまでいたし…もしかしてお兄さんのとこ?


お兄さんのクラスまで行ってみたが、いなかった。心配だからと、お兄さんも探してくれるようだ。


「…多分…優のことだから迷ってどこかで泣いてるんだと思う…優が行きそうな道は…」


教室から体育館へ行く方向と、逆の方向に曲がった。


「え?お兄さん、こっちが体育館ですよ?」

「だから、だよ。…ほらいた」

「に…にぃに!!」


廊下で蹲って泣いていた優くんはお兄さんを見るとすぐに抱きついた。


「優はまず誰かと一緒に行動しようか」

「はぅ…ごめんなさい…」


可愛い…って僕何を考えてるんだろ。というか今授業中…。


「…優くん。戻ろ?先生も心配してるよ」

「うん!!大翔くんもごめんなさい」


優くんは持ってたタオルでごしごしと顔をふいた。


…なるほど、そのタオルを取りに教室まで行ったら帰れなくなっちゃったんだね。


「次からは僕か先生に声をかけてね」

「うん!!」


あー…学園内から誘拐されそうで怖い。素直に着いていって車に乗せられて…とか?


簡単に想像出来てしまい僕は思わず苦笑した。


ここに入れるほど頭がいいはずなんだけど…常識面が…どうしてだろ?あのお兄さんが教えないはずはないんだけどな…他に優くんに勉強を教えてた人がいたのかな?

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