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2 ボクお使い行けます

…すみません。まだBL無しです。軽いのは出てくるかもしれませんが。

「ここが…にぃにの通ってる学校…」


しかしまだ入学の時期ではありません。なぜ僕がこんなところにいるかというと…。


数時間前…。


「あ。優。ちょっと届け物してくれない?」


最近ねぇねはずっと家にいます。


…従姉妹なのにね。お家帰らなくていいのかな。


「ん?何の届け物?」

「ちょっと(しゅう)のところまでよ。行けるでしょ?」(秋=にぃに)


…ねぇねはボクを嘗めてるのかな。これでも6歳なんだよ?幼稚園には行ってないけどにぃににたくさん勉強も教えてもらったし他の子よりも頭いいんだよ?この前はママのお使いでスーパーまで買い物行ったんだからね。


「行けるよ。にぃにの学校に行けばいいの?」

「そう。多分優の足ならちょうどお昼休みぐらいにつくはずだから」

「わかった」


僕はねぇねにリュックの中に届け物を入れてもらい靴を履いた。


「行ってきます」

「着いたらすぐに秋のところに行くのよ?」

「分かってるよ。寄り道もしないもん」

「…じゃあ帰りにおやつでも買ってきな」


ねぇねは僕に百円玉をいくつかくれた。


「ねぇね…いいの?」

「ん?」

「いつもお金ないって言ってるのに」

「…聞いてたのか。もう給料入ったし私の懐はかなり温かいわけよ!!ま。優のおかげだけど」


…ねぇね…またボクの動画あげたのかな。にぃにに教えてもらったけど最近では動画をあげることでお金を稼げるお仕事もあるんだって。ねぇねはそれらしいよ?


「ねぇね。ボクもう女の子の格好はしたくないよ」

「あれは女の子じゃないわ」


え?そうなの?男の子でもスカート履くの?ヒラヒラも?リボンも?


「…そんなことより早く行きなさい」

「はぁい」


ボクは家の鍵を首から下げて家を出た。


「にぃにの学校は…確かここを曲がって…」


そうするとバス停があるから…そこでバスに乗って…あれ?ボク…まだ1人でバス乗ったことないよ?


「ねぇね…ママ…どうすればいいの…」


僕はバス停にたどり着き設置されている椅子に座った。


そしてしばらくすると1台のバスが止まった。


怖いけど…声かけなきゃダメだよね?


「あ…あの…」

「ん?なんだい?嬢ちゃん」


…ボク男だってば。


「にぃにの…えっと…桜月(おうつき)学園まで…行きますか?」

「桜月?あぁ。行くよ。乗るかい?」

「はい!!」


僕は運転手さんのすぐ後ろの席に座った。


「着いたら知らせるからな」

「ありがとうございます」


…にぃに。ボクが1人で行ったらびっくりするかな?あれ…そういえばにぃにの学校って…男の子だけって言ってたよね…?ボク…女の子に見られて追い出されないよね?すごく不安になってきた…。


ボクは落ち着かなくなってソワソワしていた。


「嬢ちゃんがソワソワしててもバスは早くならねぇぜ」

「はぅ…」


…分かってるもん。落ち着かないだけだもん。


すると後ろのおばあさんがお菓子をくれた。


「お嬢ちゃん。おつかい?偉いわね」

「あの…皆さん勘違いしてるんですが…ボク…男です」

「あら。そうなの?ごめんなさいね。これ。お詫びにもう一個」


コロンと僕の手に飴が乗せられた。


食べていいかな?学校ってお菓子食べてても追い出されないよね?


僕はその飴を1個だけ口に入れた。


美味しい。いつも食べてるのじゃないけど他にも美味しいのあったんだね。


そうこうしているうちにバスは桜月学園の前に着いた。


僕はお金を払ってバスをおりた。


「にぃにの教室…どこかな」


教室は知らないなぁ…他の人に聞けば分かるかな?


僕はちょうど通りかかった人に声をかけた。


「あの…にぃ…じゃなかった。東條秋の教室どこですか?」


あれ…?返事が返ってこないよ?…ボク…おかしかったのかな。


「あの…」

「あ…あぁ…秋様の教室は向こうです…」


向こう?


「ありがとうございました」


僕は頭を下げると指さされた方に歩いていった。


それからも何度か人に聞くことを繰り返しやっとにぃにの教室に着いた。


「にぃに」


うわぁ…おっきい人いっぱいだぁ…にぃにどこかな…あ。いた。


僕はにぃにに気づかれないように近づき…足に抱きついた。


「にぃに〜」

「優!?どうしてここに?母さんは?」

「ボク。1人で来たの。ねぇねがにぃにに届け物してきてって」

「…寧子(ねこ)のやつ…」


にぃには僕を抱っこした。


「優。届け物はどこ?」

「えっとね。リュックの中にあるよ」

「ここね?」


にぃには僕を抱っこしたままリュックを開けた。


「お弁当…しかもこれどうみても2人分…寧子…帰ったら覚えてろ」

「にぃに?怖い顔だよ?」


僕はにぃにのほっぺをツンツンした。


「ごめんね。…じゃあ優も一緒にご飯食べようか。ちょっと椅子借りるよ」

「は…はいっ!!秋様!!」


にぃには近くの人の椅子をひいて僕を座らせた。


ボクもご飯食べていいのかな?

…自分で書いてるけど…優。素直過ぎだ。疑うことを知れ。

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