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俺の呼び笛と君の呼び笛  作者: アルフレイム
始まりと出会いの港町
9/24

8話、街から出る、二人

翌朝、早くに宿を出る。ギルドでディープウッド方面の報酬があれば良いんだが。

やっぱ日が上がる前の空気は冷たい。タイズポートの海風が来るから余計だな。荷物を背負って歩き出そうとした時、宿の入口でミアリスさんと鉢合わせた


俺ずらしたはずだよな、絶対昨日のタイミングにいると思ったのに?なんで!?もはやホラーだよ!?

お互い無言で立ち止まった。


あ、この顔はミアリスさんもびっくりしてるからこれ合わせてないわ、奇跡すぎない?


ん?ミアリスさんがそわそわしだした?

「…街を出るの?」

何で出るってわかったんだ?

「…うん、ギルドに行って報酬がディープウッド方面の受け取りできる依頼を受けるよ。一人で初めて来た街だし、賑やかすぎて俺には合わない」

「一人でいくの?」

なんか、ミアリスさん。焦ってる?わかってるだろ?


「元々一人だよ」

やめとけ、言うなよ?また傷つけるぞ


「きつくない?大丈夫?」

心配するミアリスさんを見てわかるだろ?誘って欲しいんだよ、けどお前にその資格があるのか?


「きついけど、何どうした?」

昨日出る時に買った保存食は1人分だぞ?、、さい


「…あの、だから、私、あの、凄く昨日の連携も良かったし昨日のことは怒ってないから」

いうな、断れ、またあの苦しみを味わいたいのか、、、るさい


「うん、ありがとう?」

居るだけで傷つけるお前は1人がおに(うるさい!


「だから、あの」

うるさい!俺だってこんな可愛い子と旅したいんだよちきしょう!

考えるのを飛ばそう。自然で出た言葉に任せる


「あー、一人旅って寂しいもんな、誰かいてくれたらな」

俺の言葉を聞いて言葉に詰まってたミアリスさんが急に明るくなった


「わ、私もディープウッドに行きたいから護衛が欲しいのよね!」

左目が一瞬、また金色になった?


「来る?」

「私がいないとオオトカゲには勝てないもんね」

「ミアリスさんもだろうが」


お互いに笑いながらそのままギルドに向かう。

ミアリスさんもついてくる。何も言わないが、旅の荷物をぎゅっと握りしめているのが見える。

路銀が尽きかけているのかもしれない。そういうことは聞かない方がいいと思う。


ギルドはもう良いって!動物園を通り越して祭りだよ!もう魚祭りとしてイベント開けよ


「この光景さ、魚祭りとして街の名物にしたらどうかなってぐらいすごいよね」


「うん、私もこの人達が人に見えなかったから」


「俺は動物園って思ってた」

「わかる」


お互いにしか聞こえない声で思ってた事は同じだったからお互いに笑ってしまう


依頼表で遠方向けの依頼を見ていた


「ないね、どうしようかな」


カウンターに再登録の席にいた受付が俺たちを前に来て静かに依頼表に一枚貼って戻った


ディープウッド方面、内容はラサマ村の経済状態の報告

二人以上で受けられる依頼が入っています。報酬はディープウッドの支部で受け取る形


俺とミアリスさんが顔を見合わせる。


「…ちょうど良すぎない?」

「作為を感じるぐらいには怖いな」

受付は何も言わずに手続きを進める。その口元に小さな笑みが浮かんでいた気がするが、気のせいだろう。

タイズポートの街を抜けて、海沿いの道から内陸へ続く道に入る。潮の匂いが薄れていく。入る時と出る時の足の軽さが違う


嫌な感じがしないし、軽いのはなんでだろうな

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