35話、限界集中、リーズンコラプス
お、おいって声を出すレンを無視して思考する
奴は俺らの剣とバングルが目的だろう
まず観察、奴は剣を回したらヒョウがでる
こっちは前衛をほとんどした事ない
先程してみたがミアを庇う際に敵に背を向けた俺の動きより付け焼き刃で前衛の真似事の方が良いな
1番みていたセドリックの立ち位置と戦い方を思い出しながら最善をきめる
魔族は氷柱を出すみたいだが避ければ問題ないがミア達に当たるのは避けたいから回るように走ってから突っ込むのが良さそうだ
結論、最善はこの状態で突っ込み魔法を封じる
ミアたちにあいつの魔法は渡さない
俺は右回りに突っ込んだ、目の前の事に集中しろ
縦から下に斬撃、奴に剣に当てられた
何言ってるかはわからない。剣同士がすべり俺の剣が下に、魔族の剣が上に上がった
次は魔族から袈裟斬りがくる、返しの剣で跳ね返す
キンッ!
キンッ!
斬撃に斬撃を重ねて斬り合いの応酬になった
1秒でも遅れるな。遅れたら死ぬ。
この音を出せてるうちはまだ対応できている
跳ね返して切りつけるを繰り返した。
奴の動きの癖がわかった
奴は斬撃をする際に剣から力が抜ける。剣が少し落ちる
いまだ、抜けた瞬間に胸に目掛けて切る
ガキンッ!
魔族はそれを読んだのか俺の切り付けと同時に氷を胸に作り
斬撃にあわせてバックステップをしながら拳大の先ほどよりも濃い漆黒のつららを飛ばして来た
叩けば落ちる高さだし後ろにはいかない
下にたたき落とす、相手に一息は入れない
魔族に突撃して切り掛かる、魔族は叫びながらもはや餌を待ち望んだようなペットみたいな顔をしてる
気持ち悪いんだよ、きこえても理解できねぇよ
しまった、魔族の蹴りがくる
思わず下がった、蹴りと同時に下がったから思った以上に距離を取ってしまった
こちらが立て直した瞬間に横からミアの炎が通り過ぎた、光の魔法の追撃も炎を追うようにきた
これに乗じて突っ込みやつに向かう、地面を這うように駆け出よう
まだだ、もっと、思考を置いて
つっこみ、奴を、切ることに集中しろ
炎を氷でガードして光を避けた魔族は笑いながら剣から水の斬撃をだして、その反動で一回転をしたら今度は氷柱を時間差で飛ばして来た。
水の斬撃は受けた瞬間に剣に当たった箇所以外が裂けて死ぬ可能性がある以上は受けれない
ミア達には当たらない方向のはずだ、左側に来てるから右斜めに飛ぶように避ける
氷柱を弾いて突っ込むと奴はヒョウをまた出してきた左手でマントを持って直撃をさける
マントに細かいヒョウが当たる、マントが裂けた箇所から前を見る、これでヒョウは気にならない
あれ...マントが開けた?急にマントがなくなって左が軽くなった。なぜだ、体制を戻し左手で再度マントを握る
体が動こうとするのに、頭は左腕を意識するが手首に信号がいかない?
左腕を確認
あれ、左腕が、、消えた?当たってないのに?
左後ろに左腕が落ちたのが見えた、目で後追いしてしまう
この判断はまずい、すぐに前を見ろ
だが、俺から見て水の斬撃の前にミアが居て
ミアはそのまま左腕を見たら左腕の服が切れてるけど無傷だから不思議がった後に
まずいぞ、間に合わない
同じ箇所の服と同じ箇所の俺の左腕が切れてるのがわかって絶望してるミアと目が合った
しまった、魔族を見てなかっ、、
その瞬間に胸に衝撃がきた
ミシミシ
ボキッ!
俺の胸に鈍い音と衝撃により飛ばされた。魔族に蹴られたか?
クソ!受け身を、、!
地面を擦るように吹き飛ばされた
回転した際に剣を手放してしまい、頭を打った。
止まったが、ぼーっとするし全身が痛い、なぜかミアと出会った時を思い出してしまった
こんな事になるなんてな、全身が痛い
何故今、蒸しパンを思い出したんだろうな
どうしてこんなことになったんだろ
ミアを守るために、決まってるだろ!
限界集中で痛みを消す
ぼーっとするのは地面に思考を押さえつけるように目の前を考える事でカバー
呼吸、痙攣してるし胸の骨が折れてはいるが息はしてないから問題ない。
走り攻撃するには大丈夫
本当にそうか?
いたい
いたくない
いたくない、痛みなんてなかった、痛みを無視しろ
遠くに甲高い、何かが聞こえる。懐かしいような
けど、あいつをたおさないと
動け、ウゴケ
剣は、奴と進行方向に落ちてる
最後の力でかける、走って剣を拾う
懐に入った、やつは何故か動かずに笑っていた
笑うなよ、今からキルのだから
右手に持った闇の剣は魔族の剣をかすめて魔族の胸を切った。ヤツから黒いのが大量に出てる
笑いやがって、キモチワルイ
次はやつの胸に剣をサス
だが、俺のカラダはもう切り上げる力もなかったのかウゴカナイ。呼吸してなかった代償か集中と意識が、、暗くなって、、
最後にかろうじて見えたのは、ベイルが魔族を斧で上半身と下半身を吹き飛ばして
上半身の頭にレンがククリナイフを脳天割りしたところだった
視界が地面に着地した。やったな、れん、べい、、、




