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俺の呼び笛と君の呼び笛  作者: アルフレイム
深林の街、前編
20/34

18話、嗤う魔法使いと底知れない恐怖

「それは勿体無いですよぉ、あなたの暴発の理由は至極簡単なんですからぁ」


窓に立っていたあの白っぽい服を着た黒の長髪と目が真っ黒の女性が微笑みながらこちらを見ている。彼女の真下には、倒れたダグスがいた


え、ダグス?まさか、、


「ええ、お察しの通りですよ、アーキさんとミアリスさんの近くをうろうろしてたので眠らせておきました。その討伐依頼もダグスさんの依頼です」


何者だ、心を読まれた!?

ミアが状況を把握するために固まってる


「ミア、落ち着いて聞いてくれ?今から言うのはあくまで憶測だからな?」


予測とはいえ、この状況。ダグスの性格を考えて、この得体の知れない女性の話を信じたら、、


今から話すことは絶対まずい、憶測の域になるが俺はこの両手を、ミアから離すわけにはいかないから少し力を入れた


「う、うん」

ミアは何がなんだかわからないようで動揺してるが呼吸はまだ荒い


「ダグスがここにいるって事は、多分、、」


「うん?」

ミアが俺の言葉に聞き入る


「ダグスはこの状況を作って俺を殺そうとした」


「うん、は?」


ミアが固まった、空気が、声が一気に冷えた


さっきのとは意味合いが間違う、多分これは村で話した酒場での会話を思い出し


理解と比例して徐々に、まるで、、思い出すかのように湧き上がる笑い声が


「それから、壊れたミアをケアして自分のものに「ねぇ、ア〜キ、手を離してっ」


すごく、笑い、これは嗤い声だ、すごく、幼いようなきれいなものをもらったような声

可愛いはずなのに、違和感を感じる声


この状況を作った、元凶を多分


「ダメだ、今離したら何をするかわからない」


離れようとするミアに力を入れて離れないようにさせる


「ふふっ、まったくもう、、私は大丈夫だから。おーねーがいっ」


まるであざといくらい可愛い声をだしてこちらを見るミアは、左目は金の輪の中にどす黒い赤で満ちていて

表情は見た事ないような、形容し難いような笑い方になっていた


この笑顔は、恐怖を感じる


怒りを通り越して嗤ってるのだろう、絶対に離せない


「はーなしーて!」


叫び、暴れて出ようともがいてるが、無理やり胸に押しつけてホールド


「はなせ!こいつ殺してやる!私が殺すんだ!こいつ!」


頭と胴を体に押し付けてたら何もできまい

ミアの右目は俺の胸に押さえたような状態で無理矢理に押し付けて動けないようにした


背中は叩かれてるから痛いが、それだけだ


多分、胸にしみる水の温かさでわかる、ミアは嗤いながら泣いてる


「あらあら、私を忘れてもらっては困りますね」


そうだった、何者だ。この人。


ミアは動けないのがわかったのか徐々に嗤い声が収まり


逆に俺の背中に両手を置いてしっかりホールドしてきた

俺はミアの頭をポンポンとしながら力を少し緩めた


ミアは黙ってされながらホールドした手でマントを握って、ずらしてセレンを見てるようだ


「状況が飲めない、何者なんだ?何故ダグスが倒れている」


「あら、私ですか?セレンといいます。闇の聖女と呼ばれてますが気にしないでください、ダグスさんはですね、ちょっとやりすぎましたからお仕置きです」


「闇の、聖女、、そいつの親玉ってこと?」


「いえいえ、初対面ですよ」


ミア、今は何話しても殺意が出てる。このままだったら人を殺しそうだな

俺が話そう


「なんで俺たちのことを知ってる」

「みつけたから、ですよ。ずっと探してたんです、あなたたちみたいな方を」


セレンを見てると天然なのか計算なのかわからない笑顔だ。


ミアがまだ俺の胸に顔を埋めたままだ。俺はセレンを見ながらミアの背中を支える。


「探してた、とはどういう意味?」

「説明したいことがあるんですよ。でも立ち話もなんですし、良い場所があるんです。ついてきてもらえますか?」

セレンの手の方向を見たら古城がある、そこに来いと?


「断ったら?」

「あなたのお連れの方が自分の魔法の使い方がわからないのと」

んー、と悩むポーズをしたあと、俺は戦慄した


「ダグスの末路を知れなくなる事ですかねぇ」


先程までの笑顔とは違う目が笑ってない満面の笑みで人の末路を宣言をするこの聖女に底知れない恐怖を少し感じた、ミアは大丈夫か?


ミアの肩が少し震えた。こちらを向いてきたがこれは、、左目が金色になってるな

何故に金?


「...わかった、着いていく。ミアも良い?」


「うん、わかった」


ミアは、嗤っていた


「凄い今更なんですが、いつまで抱き合ってるのですか?そんな熱々だと私まで嫉妬しちゃいますよ」


....他人に突きつけられると恥ずかしすぎない?

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