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海を揺蕩う文の梁  作者: 文海マヤ
――2022――
91/205

仮題『そんな日』/『果て』/『Color』

ご愁傷さま、なんてね。

何とも思ってないくせに。

仮題『そんな日』


一筋の煙が上ってゆくのを

黒の装いで 眺めていた

あなたと別れるには 相応しいと

手向けた花が 腐るまで


拭った目元のガラス玉を

執着と憧憬の糸で繋げたら

そこに未練がましく残る冷たさを

瓶詰めにして 持っていこうか


仮題『果て』


雲の上ならどうだろう?

海の底ならどうだろう?

地平線の さらに向こう側なら

あなたは許して くれるだろうか


当然に至ると思っていたのに

息もできずに 竦んでしまった

緯度も経度も定かでないような

棺桶暮らしの わたしのことを



仮題『Color』


白黒の世界に 筆を落として

赤 会おうね 君 看取るように

手放したくないと 重ねてしまった

腰まで覆う真っ黒も 愛せるように


理想の景色を描くための色が

ぼくたちの脳みそにしかないのなら

鮮烈なマゼンタで頭を割って

溜め込んだそれを 君に捧げよう


仕切り直しを、仕切り直そうか。

自己犠牲なんて流行んないよ。

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