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海を揺蕩う文の梁  作者: 文海マヤ
――2022――
72/205

仮題『視界』/『出来レース』/『無題』

それはそうだよ、違う生き物だもの。

ほら、ゴールテープはすぐそこだよ。

君の首に、巻き付けなくちゃ。

仮題『視界』


La lulila La lulira ta

ふたつに分かれてしまった水晶体を

汚れた手で拾い集めては 撫でて


La lulila La lulira ta

分かち合うことができないからこそ

腐れは 肺腑を満たしていって


La lulila La lulira ta

きっと それが見えていたのなら

間違うことは なかったのでしょう



仮題『出来レース』


人生を長距離走に例えるなら

ゴールには何が待っているんだろう

息切らし 涙ぐんだ道行きに

横たわるのは 死神だったのか


それでも 愚鈍であるのだから

アクセルを踏み パドルを漕ぎ

ペダルを踏みこみ 足を振り上げて

きみは 今日も進んでゆく



仮題『無題』


いつか夢見た 鱗の国に

手脚を亡くした娼婦が降り立って

この世の果てに辿り着くと嘯いて

奇妙に 舌を刻み続けるのです


強くなんてならなくてもいい

人の肌よりも 黒く濁っては

粘膜に傷をつけてゆくのです

残念ながら 明日は来ないでしょう



けてる、こくまー、びなー。

木登りはお好き?

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