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仮題『Earth』/『弱』/『線』
嫌がっても仕方がないよ。
ほら、愛してごらん。
仮題『Earth』
自転 公転 ゴミの山
美しい空も海も 厭になるほど
吐き気がするような青色に
いつもの頭痛を 吐き出した
それでも あなたが愛した世界を
ぼくも 愛して生きていけるように
釘を打って 肉を沸かして
今日もカンバスに色を載せる
仮題『弱』
踏み込む足に力を込め
引き連れた仲間と手を繋ぎ
彼方に見えた 雨水晶の洞穴すらも
恐れるなかれと 進めたのだ
知恵熱の谷を抜けた頃
背に負うものの 軽さに気付き
空鋼の橋の上で振り返ったときには
脆く 脆く 崩れては 落ちていった
仮題『線』
薄っすらと見えてはいたんだ
レッドキャップの輪郭をなぞるように
置いて行かれたピーターパンが
老いては 日銭を乞うていた
千切られたピアスの照り返した
臙脂色の くすんだ光だけが
火葬に附される直前のあなたを
責めるように 照らし出しているんだ
いっつぁ、ふぁんたじー。
夢に見ていたんでしょ?
現実的でいいじゃない。




