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仮題『私の太陽』/『意思』 短歌:『何色の』
近付けば近付くほど、痛むんだ。
そんなもの、誇らないでよ。
仮題『私の太陽』
おんなじ形に 生まれたはずなのに
いつの間に間に わたしの体は
酸性の雨に どろどろに
醜く汚く 触れられぬほど
だから こんな卑しいわたしを
あなたの十万ルクスの光で
影だけ残して忘れられるように
焼き尽くしては くれまいか
仮題『意思』
この身が 滅びるまで
この身が 滅びてもなお
空の内側で 輝くものがあるのだと
首輪で吊られた君が言う
それは わたしを殺す毒でした
それは わたしを生かす薬でした
それは 未来に進む燃料で
それは 燃え尽きた薪のようでした
短歌:『何色の』
何色の 顔していたか 夕間暮れ
最初に忘れた 君の面影
どうしても思い出せないんだ。




