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海を揺蕩う文の梁  作者: 文海マヤ
――2022――
35/205

仮題『でも』/『月光』

言い聞かせなよ、必死にさ。

仮題『でも』


ほんの僅かな絶望すらも

私たちにとっては 死に値する

だから その言葉をもって

辛うじて繋いでいくしかない


非才であると知りながら

愛されないのだと知りながら

口実付けの理由を積み重ねて

ここに屍を縫い止めるのだ



仮題『月光』


ほんとうのカタチを照らし出すから

誰も 嘘が吐けなかったの

(もろ)く か弱いわたしたちだから

それから逃げるように 火を焚いたの


偽りだらけの 帳の下で

その妖しい輝きは 優美な毒として

盤上で踊る 石英の道化たちを

戦慄くように 風化させていくから

逃げられないよ、オーレリア。

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