↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
海を揺蕩う文の梁  作者: 文海マヤ
――2023――
PR
177/205

仮題『宝島』/『喜劇』/『絵筆の先、思考の海』

あはは、夜ふかしはだめだよ。

カーテルコールは聞こえないよ。

仮題『宝島』


水に浮かんだ 君の体に

眠る 皮 臓 骨 肉の一欠片も

無駄にはしないと刃を入れて

一杯の舟に乗せるんだ


波に攫われてしまえよ

汚い私なんて 嫌いな私なんて

いつか流れ着いた砂浜に

溶けるようにして寝そべるのだ



仮題『喜劇』


世界はひとつの劇場なのだと

嘯く 戯曲に押された背が

軽々と理性を踏み越えたから

隔てた世界は濁ってゆく


絢爛な生を濾して 濾して

最後に残った一滴として

あなたの喉を滑り落ちるように

この舞台を降りるのだ



仮題『絵筆の先、思考の海』


見つからない 見つからないの

納得のできる答えなんて

パレットで混ぜた色は いつも

汚く濁ってしまうから


黒を終わりとするのであれば

どうして 白は始まりではなく

この 狭苦しい宇宙の星々は

二色で表せないのでしょう


許されないことだって、わかっているんでしょ?

なら、裁かれようよ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。