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仮題『宝島』/『喜劇』/『絵筆の先、思考の海』
あはは、夜ふかしはだめだよ。
カーテルコールは聞こえないよ。
仮題『宝島』
水に浮かんだ 君の体に
眠る 皮 臓 骨 肉の一欠片も
無駄にはしないと刃を入れて
一杯の舟に乗せるんだ
波に攫われてしまえよ
汚い私なんて 嫌いな私なんて
いつか流れ着いた砂浜に
溶けるようにして寝そべるのだ
仮題『喜劇』
世界はひとつの劇場なのだと
嘯く 戯曲に押された背が
軽々と理性を踏み越えたから
隔てた世界は濁ってゆく
絢爛な生を濾して 濾して
最後に残った一滴として
あなたの喉を滑り落ちるように
この舞台を降りるのだ
仮題『絵筆の先、思考の海』
見つからない 見つからないの
納得のできる答えなんて
パレットで混ぜた色は いつも
汚く濁ってしまうから
黒を終わりとするのであれば
どうして 白は始まりではなく
この 狭苦しい宇宙の星々は
二色で表せないのでしょう
許されないことだって、わかっているんでしょ?
なら、裁かれようよ。




