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仮題『路地裏のガムの味』/『生命の輝き』/『夢の面影』
履き違えないでね。
何にも許さないよ。
仮題『路地裏のガムの味』
あの日また 道化が死んだ
面白いくらいに 夢も死んだ
笑けてしまうような 白んだ朝にも
酒の匂いが立ち込めていたんだ
スラングと 意味も知らぬ横文字
並べた あんたの脳味噌に
座したカミサマとやらの愛人が
不法滞在で しょっ引かれたんだ
仮題『生命の輝き』
心の器を接いだ煌めきに
理性という名を 勝手につけた
ハイヒールはあなたの骨でできた
最小単位の墓標に過ぎない
明日 世界が終わったらなんて
ベルトの切れた夜から繋がる
惰性の日々でも生きているんだ
そうだろう? ロミラニカ
仮題『夢の面影』
空の向こうに 私はいない
海の向こうに 私はいない
どこまで行っても縛り付けられた
赤い地面から逃れられない
言葉は羽ばたく翼ではなく
希望は重荷でしかなく
それでも手放せずにいる半券を
小さく 小さく 燃やしてしまおう
死んでないんだからいいじゃない。
もっとも、君が死んでも私には関係ないけど。
あなたのお墓には、一輪のカランコエを供えてあげるよ。




