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仮題『日没』/『夜更かし』/『疾患:Life』
作られた思い出でも、救われるならいいんじゃない?
仮題『日没』
輝いていた あなたを知っている
愚かな私を導く灯火のような
煌めくあなたが焼き付いている
それが荼毘に付されるその時まで
この目に焼きつけられたらと
そんな与太話をしていた あの日
灰になったあなたを掬う指は
なぜ震えていたのだろうか
仮題『夜更かし』
時計の針が閾値を超える前に
指先が焦れるように動くんだ
突き動かされた 心拍に
提出するべき 答えもないんだ
加速する 加速する 時の中で
深まる闇が 肉の内側を
満たしきってしまう前に 見つけて
朝を迎えるための合言葉
仮題『疾患:Life』
倦怠感 発熱 うわごと
痙攣 乾咳 関節痛
どれも どれもがお友達
熱を持っては 苛んで
炎症の元を探る手すらも
壊死の波から逃げられず
一直線の心電図を
今日も夢見て 眠るのだ
まるで、生まれ変わるようだ。
お見舞いはいらないよ。




