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海を揺蕩う文の梁  作者: 文海マヤ
――2022――
17/205

仮題『言葉の花束』/『麗夢』

これが私だよ、悪い?

『言葉の花束』


ひとつ ふたつと みつくろい

まだまだ足りぬと 色を付け

リボンで結ぶその前に

儚い寿命を知るのです


枯れ落ちるのが必定ならば

せめて 私の彩りを

知ってほしいと願うことすら

懲役刑に値するのでしょうか?



『麗夢』


身を裂くような景色でした

美しかった情景も

囁く 欲しかった言葉も

何もかもが 棘の鎧を(まと)

私を苛烈に責め立てるのです


流した血が固まって

その道でしか生きられないのなら

心が瘡蓋(かさぶた)に覆われぬように

私は今日も 美しい幻を抱いて

瞼を下ろし 揺蕩(たゆた)うのです


誰が何と言おうと、美しいんだ。


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