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仮題『転生:Limit』/『顔料:Dive』/『食』
半導体の脳味噌に、セラミックの指。
こんなものになりたいの?
仮題『転生:Limit』
次の君は誰になるのだろう
箱に詰められた玩具の中に
紛れてしまった 腕の取れたロボット
捨てられないで 大人になるんだ
最期に見るものが 美しいものでなく
フロントガラスに映る自分なら
蜘蛛の巣のようにひび割れた景色を
さあさ お片付けしましょう
仮題『顔料:Dive』
泣いた魚の首を締めては
同じ目の色を憎んでいた
分割された格子窓の向こう
卒塔婆を踏んで笑っていた
気の所為だと 思い上がりだと
並んだ言葉 前倣え
心停止を安寧だと言い換えた
影法師をまだ 追い続けている
仮題『食』
肉を噛んで 髄を啜って
骨までしゃぶり尽くして
臓も細切れにしてしまおう
舌の上で弄ぶために
この苦さが君の味だとして
あの日にくれた 嘘っぱちの甘みは
どこから滲んできたのだろうと
右の目玉を噛み潰す
死斑の浮いた肌でも愛せる?
よく噛んで食べようね。




