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仮題『ララバイ』/『喧嘩した林檎と三日月』/『ストレージ』
22世紀に、また会おうよ。
点と点とを、折れた指でなぞらせてあげるよ。
仮題『ララバイ』
改札を挟んで 扉を挟んで
わたしたちは互いに手を振るだろう
涙の湿度を燃やし尽くすような
荼毘が頬を乾かしていく
土の中に 空の淵にと
探した骨格の臨界点に
なにかの間違いであればいいのにと
不毛な願い 植え続ける
仮題『喧嘩した林檎と三日月』
いつまでもニヤけている君が
見下ろしてくるのに腹が立った
重力に縛られた僕では
会いに行くことすらもできないのに
君がまだ 丸かった頃に
すれ違いは 僕らを重ねなかった
ニュートンの発見を嘲笑って
あの空の果てまで 行くんだ
仮題『ストレージ』
限りのある脳味噌の中にさ
焼き付けるものは選びたいんだ
嫌いなあいつの顔だとか
泣き出したかった あの日の空とか
褪せたものは全部追い出して
濾した 瑠璃色のアルバムなら
きみの骨を拾う 明日の午後も
涙に頼らなくていいからさ
前向性健忘の朝、ダイヤは変わったみたいだよ。




