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ずっと片思いだった女子が同じクラスになった途端グイグイ来るんですけど  作者: ナミツキ


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128/140

128話


グラウンドの中央に整列する人の中にはユニフォームで目元を拭う人がちらほらと見える。

そんな中、涼也はというと他のチームメイトに気丈にも声を掛けているようだ。


「負けちまったな…」

「惜しかったよね」

「なんか声を掛けづらいよねー」


「仕方ないんだろうけど、こう言う所見ちゃうとこっちも泣きそうになっちゃうよね…」

「これで中学時代の部活は終わりってことだもんね」


グラウンドの中央ではお互いの選手が健闘を称え合っている。

「今からどうするー?」

「とりあえず涼也にLINEだけ入れとくわ」

「まぁ今日は他の部員と打ち上げなりなんかしそうだしね、昼ごはん食べに行こっか」

「賛成ー!こっちなんて普段来ないもんね!」

「たしかに」


11時半を回ったところ。

昼時にはちょうどいい時間帯になっている。


「何か食べたい物ある人ー」

「サッカー見てると腹減っちまったから肉だなー!」

「同じくー!」

瑛太と椎名さんはガッツリ食べたいみたいだ。


「明里達はー?」

特にこれといって食べたい物は無いなぁ。


「私はなんでも大丈夫!」

「俺もなんでもいいかな」

程よくお腹も減ってるし、なんでも大丈夫だな。

「じゃあ肉で決まりだな!」


「どこに何があるか分かんないから、みんなでスマホで検索しよー、良さげなところあったら言ってー」

「「「「はーい」」」」

一斉にスマホで近くの食べ物屋を検索する。

都会だからか、かなりの量の店がヒットした。


「めっちゃあるじゃん…」

「良さげなハンバーグ屋さんあったよー!」

「どこどこ?なんて店?」

「ハンバーグショップ茂ってとこ!距離もそこそこ近いし、値段もそんな高く無いっぽい!」


ハンバーグショップ茂で検索し直すと、確かに美味そうなハンバーグの写真が載っていた。

一気にお腹が減ってきた。

「めっちゃ美味そう!!ここにしようぜ!」

店を探している間に、次の試合が始まりそうになっていたため、俺たちはグラウンドを後にした。


総合運動公園を出て、スマホのナビを頼りにお店へと向かう。



駅から少し歩いた所に目的のお店があった。

「うわぁ混んでるねー、別の店にする?」

伊勢さんの言葉通り、店の前には昼時というのも有り、それなりの列ができていた。

「せっかく来たんだし、もうここでいいんじゃない?」

「俺は待てるぜ」

瑛太と椎名さんは待ってもいいみたいだ。

「私も待てるよ!」

「まぁ話してたら意外とすぐ入れるかもしれないかー」

代表して伊勢さんが呼び出しの紙に名前を書いてからみんなで列に並んだ。


列に並んでいると思ったより早く進む列。

だがいかんせん暑い…

日陰側は明里さん譲っているため、日差しがたまらない。額に汗が浮いているのが分かる。

ハンディーの扇風機でシャツの首元から風を送ってパタパタしていると、隣からも風を感じた。


「そっち側暑いでしょ、ありがとうだけど大丈夫?」

明里さんが自分の扇風機を俺の方へと向けてくれていた。

「うん、まだ大丈夫」

「いつでも変わるから言ってよ!」


「くっ…ただでさえ暑いのに前も後ろもアツアツかよー」

げんなりした顔で伊勢さんが愚痴ってた。


1番前に瑛太と椎名さんが居て、次に伊勢さん。

1番後ろに俺と明里さんがいる状況というカップルに挟まれている伊勢さん。


「べ、べつにそんなつもりじゃなかったし!」

伊勢さんの声が聞こえたのか椎名さんがワタワタしながら赤くなっている。

俺たちはもうそれぐらいで動揺するレベルじゃないからな。


付き合いたてのカップルいじりながら待っていると30分ぐらいで店に入ることができた。


「あぁ涼しい…」

「暑かったよねー」

「めちゃくちゃいい匂い!」


肉の焼けるいい匂いが漂う店内。

案内されたテーブル席に座り注文するためのタブレットを開くと、ハンバーグ、チーズハンバーグの美味しそうな写真が載っていた。


「流石専門店、メニューめっちゃシンプルじゃん」

瑛太の言う通りハンバーグは2種類だけで、料金でグラムが変わるだけみたいだ。ご飯とオニオンスープが付いている。

「俺ノーマルハンバーグ400グラムだな!ご飯大盛りで」


パパッとタブレットを入力する瑛太。

「私チーズハンバーグの200グラムかな」

「私も同じのにする!」

「ウチもそれでー」

女子達はみんなチーズハンバーグ。

あとは俺だけか…

タブレットを手に取り悩む。


「直樹どっちにするか悩んでるの?」

隣に座った明里さんに悩んでいることを見破られた。

「チーズもいいけど、せっかくならノーマルもいいなって思って…」

「私のひと口あげるよ?」

「ありがとう、じゃあノーマルの300グラムにしようかな」

パパッとタブレットを操作して注文を流した。


「やっぱ涼也今日はサッカー部で打ち上げみたいだわ」

涼也からLINEが返ってきていたのか瑛太がそう言う。

「そりゃそうだよね」

「近々みんなでお疲れ様会でもするー?」

「そういや夏休み中プールでもいかね?って話してたんだけど、みんなどんな感じ?」


終業式の日の帰りにたしかそんな感じの話してたな…


お読みいただきありがとうございます!



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