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〔祝!世界遺産〕藤原夏良  作者: m@ho
エピローグ
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75/76

現代社会①

【人物】

藤原夏良 主人公 33歳 小学校教師 独身 彼女いない歴5年。

「晨」から家に帰り、女性陣の猛烈なおねだりに応えてヘトヘトな藤原夏良は、独りで熟睡するのであった。


翌朝、目を覚ますとそこは見覚えのある1LDKの部屋であった。

「あれ?ああ、そうか、爆睡してたのか。」

小学校教師の俺は、月曜から3日の休みを取って土日と合わせて5連休。

携帯を見ると、既に3日過ぎており、あと2日の休み、今は火曜の朝7時となっている。


昨日までの女性陣との濃厚な夜は夢なのか?


携帯のメールを開くと未読が214件となっている。

「マジか。不要なメールの整理に時間がかかりそうだな」


5年前に別れた元彼女である「桜」とは今でも友達としてメールをしているが、桜からのメールが20通ぐらい入っている。最後の方は心配のメールのようだが、『そんなに心配なら見に来いよ。』と言いたい。


『爆睡してたようだ。返信しなくてごめん><;』とメールしておいた。

小学校の社会科で平安時代を教えていたからか、藤原姓の教師として、藤原一族の事が気になり少し研究してたのと、日本後紀のアーカイブを見ていて平安時代に浸っていたことが今回の夢の原因なのだろうか。


夢なのか?一時的にタイムスリップしただけなのか?あまりにもリアルな夢なのか?

空気の澄んでいた感覚が先ほどまであった。

平安時代にいた事は確実であろう。

起きて空気が汚れている感じがしてならない。


同じ空間にいたとしたら匂いも気にならないであろうが、自分の部屋ながら化学物質の匂いが

どうも違和感があるようだ。


電話がかかってきた。桜からだ。

「寝てたって言い訳?無視しないでよ」

「ごめん、本当に3日爆睡してたみたい。というか、心配なら見に来いよ」

「新しい彼女でもいたら悪いじゃん。だから電話もしなかったし」

「いや。本当にごめん、3日間爆睡してたみたいだ。疲れが溜まっていたんだろうね」

「3日も寝てたなんて、損した気分にならないの?」信じてくれたようだ。

「うーん。体はすっきり。でもないか、でも体がなん違うんだよね」

だらしがない体型になっていたはずなのだが、現在の体は何故か引き締まっている。

「怖ーい。何言ってるの?大丈夫?ちょっと様子見に行こか?」

「いや、大丈夫でしょう。桜は中学生相手に疲れないか?」

桜は教員採用試験に合格して中学校の教諭となっているのである。

「疲れるけど、若さを吸い取っている感じかな」

「小学校にはないなあ。子供達が勝手にやらないように目を光らせているだけだし、中学校のようにある程度こちらの話に順応してくれるのはありがたいよね」


「うーん、やっぱり心配だわ。変だし、終わったらそっちに行くね」

「大丈夫だよ。気にしないで」

「迷惑なら行かないけど。会いたくないの?」

「いや。そりゃあ会いたいけど、何かあった?」

「いえ、少し変な夢を見たせいかもしれない」

「分った。待ってるよ」

久しぶりに会えるためか、少しドキドキしている。


メールの整理や部屋の片付けをしていたらあっという間に夕方になっていた。

「ピンポーン」

セコムのモニターに桜が映っている。

「どうぞ」解錠ボタンを押す。

『相変わらず可愛いな』何で別れてしまったのか。

今だに分らない。

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