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逃亡聖女は引き籠もりたい  作者: 橘可憐
第一章 1

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シルフの危機感


久しぶりのシルフとの再会に私は気が大きくなっていた。


等価交換様に美味しい果物を値段も考えず要求していた。


最近はそう贅沢もしていなかったし

アウラにも美味しい物をご馳走したかったので

シルフの突然の来訪はとても良い言い訳になった。


しかし果物は季節が限定されるから結構難しいよね、

そう思って選んでいたけれど結局メロンにした。


筋金入りの高級品と名高い桐箱に入った超高級なおメロン様

3人で分けても十分に食べられるだろうからとそれを選んだ。


食べごろ認定されているだけあってそれはもう美味しかった

「とっても甘いの~」とシルフはとても喜んでいるし

「これは美味しいですね」とアウラも気に入っている様子。


程よい熟し加減と言い口いっぱいに広がる香りと甘さが

手を休める事を許さずスプーンを走らせる。


はしたない様だが私は皮ギリギリまで食べてしまいました。


そうして久しぶりにちょっと賑やかな夜を過ごし

そして朝を迎え私がフィリス師匠の所へ行く段階になって

シルフが一緒に行きたいとごね出した。


アウラがあまり人間に姿を見せるのは良くないと説得したが

久しぶりだから一緒が良いとシルフは言う事を聞かず

結局私はフィリス師匠にサマサさん達が到着するまでの間

新しいポーション作りのために薬草を探したいと言って休みを貰い

アウラとシルフと3人で森の散策に出かける事にした。


森は大分復活を遂げていて様子もかなり変わっていた。


森に魔物はいなくなったが獣たちは存在していた。


私が少し不思議に思っているとアウラが生存させているそうだ。


何処かから連れて来たのか作り出したのかは言わなかったが

シルフの説明では精霊達にも好みがあるらしく

それぞれの大陸で生存する獣の種類には結構偏りがあるらしい。


それを聞いて精霊が好かれて集まって来るのか好きで集めるのか

少しだけ興味が沸いてその辺を聞いてみたが

シルフもアウラもはっきりとは答えてくれなかった。


それからアウラとシルフと薬草を探したりしながら

草以外にも薬効のあるものを知っているか尋ねると

アウラもシルフも結構詳しかった。


木の樹皮や葉っぱそれに根に実、動物の角や骨や肝や甲羅

それから鉱物など実物を見つけてはこれだと教えてくれて

とても勉強になったし材料も結構手に入った。


アウラもシルフもとても良い先生達だった。


後で調合で試してみようと思っていた素材が簡単に手に入り

私はかなり感謝していた。


そうして森を散策しながら

勿論私は回復魔法のレベルアップも図っていた。


安全になった森の中で歩きながらでも魔法を唱えまくりながら

アウラとシルフのやり取りを楽しんだり

木の根につまずいて転んでは笑われたりと

それはそれは明るく楽しい時間を過ごしていた。


魔界の森を浄化しながら移動していた時とはまったく違って

シルフもアウラも心から楽しんでいる感じが嬉しかった。


このまま何事も無く平和な時間が続く事を願っていたが

考えてみたらシルフの森の危機だって言うのに

私はまたもや呑気な事ばかり考えていた事を反省した。


シルフがあまり危機感を正面に出さないから

私もついうっかり忘れてしまうと言うか考え無しと言うか

心の中でシルフに謝りシルフの森に行ったなら

必ず役に立って見せると気合を入れ直していた。



読んでくださりありがとうございます。

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