↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
逃亡聖女は引き籠もりたい  作者: 橘可憐
第一章 1

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

67/251

精霊の通り道


漢方薬の勉強を始めた。


薬草の組み合わせと言うか効能の組み合わせで

どんな病気に効くのか等そう言うのが

ポーション作りにも役立ちそうに思ったからだった。


やっぱり四千年の歴史は深く広くそう簡単では無かったが

結構役に立つ情報も多かったと思う。


薬草だけでなく動物や鉱物にまで効能があるとは

思いもしなかったので今度色々試してみようと考えていた。


今は少しでもレベルが上がりやすいポーション作って

レベルMAXにするのが先だと思いながらも

つい売値の事も頭に浮かび

病気に効きそうなポーションを作る為の漢方薬の勉強だった。


そして色々と試しながら作っては売ってを繰り返し

何が高く売れるのかレベルを上げ易いかを探っていた。


そんなある日シルフが久しぶりに訪ねて来て

「コーちゃん、おねがいがあるの~」と

私の前に現れた途端に言い出した。


いったい何事かと久しぶりの再会を喜ぶ暇も無く

「どうしたの」と聞き返すと

「シルフの森も瘴気がいっぱいで困ってるの~」と

何やら深刻そうな話を始めた。


するといつの間にかアウラも傍に来ていて

シルフに詳しい事情を聞き始めた。


シルフの守護する大陸にもこの森と同じく精霊の森と呼ばれる

シルフが気に入っている森があるので

きっとそこの事を言っているのだろうと推測した。


その森に穢れが出始めたのなら

この森の二の舞になる事は目に見えて明らかなので

アウラも手伝うから如何にか対処して欲しいと

アウラに頼まれてしまった。


私はすぐにでも行ってシルフの力になりたかったが

時期的にサマサさんがここに戻って来る日が近いので

留守にする訳にもいかずどうしようか悩んでいた。


きっと一度出かけてしまったら

すぐに戻れる保証はまったく無いような気がするし

かと言ってサマサさんとの約束を反故にするのも気が引ける

と言うか、どんな結果を報告されるのかが気になっていた。


なので私の考えをシルフとアウラに伝え

シルフの大陸の問題解決は

サマサさんの到着を待ってからでも良いかと聞いてみた。


すると「大丈夫なの~」とシルフは簡単に答え

「私も付いていますから」と

アウラは良く分からない返事をしていた。


「でもさ、私はシルフの大陸迄どうやって行くの?」

普通に浮かんだ疑問を口にしてみた。


「精霊の通り道を一緒に使いましょう」とアウラは言ったが、

それって本当に大丈夫なの?


精霊じゃない私でも本当に通れるの?


どこか別の空間に閉じ込められたりとか

体がバラバラになったりとか絶対にしないんだよね?


本当に本当に大丈夫なんだよね?


私の不安を二人にぶつけてみたら、

そんなに心配なら取り合えず結界を張って置けば良いだろうと

気休めの様な事を言っていて

私の不安は簡単には取り除くことは出来なかった。



読んでくださりありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。