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逃亡聖女は引き籠もりたい  作者: 橘可憐
第一章 1

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きっちり請求します


アウラの呼びかけにノームはすぐに応じてくれた様で

早速姿を現していた。


私は等価交換様にオール電化の家をもう一度注文し

フィリス師匠の家の側に置きノームに設置を頼んだ。


2度目ともなるとノームも手際よく手早く設置してくれて

ソーラーパネル完備、浄化槽も水道設備も完備の

オール電化の家がまたまた出来上がった。


私はノームが居てくれるうちに折角だからと

フィリス師匠の家にも浄化槽と水道設備を付けて貰い

そして研究者たちが住めるような普通の家を2軒ほど購入して

やはり浄化槽と水道を設置して貰った。


小川の側に家が4軒も建ち並びちょっと賑やかな雰囲気になっていた。


これでサマサさんの要望通り研究者達を迎え入れる準備ができたと

私はまだどことなく気は進まなかったが取り合えずホッとしていた。


そして今回大活躍のノームに心からお礼を言って

アウラとノームに果物を購入して渡した。


するとアウラとノームも喜んでそれを食べてから

「それじゃまたいつでも声を掛けてくれのぉ」と

ノームは慌ただしく自分の大陸へと戻って行った。


それから私はサマサさんと一緒にオール電化の家の中に入り

家電や家具をひとつひとつ説明して回った。


フィリス師匠同様どんな魔法だといちいち驚いていたが

これは魔法じゃないので

それを解明して研究するんじゃないんですかと

いちいち聞き返してしまった。


そしてふと思ってしまった。


これってサーゲイト国にだけ肩入れしているみたいで

何だかそれは少し違う様な気がして来た。


グロシアート国の為には何もしたくないと

今でも確かに思っているけれど

かと言って何処かの国だけに力を貸すのも違う様な。


確かにサマサさんに出会えた事は必然だったと思うけど

それを理由にして

サーゲイト国だけの繁栄を望んでいる訳じゃ無い

第一こうして騙し討ちの様な事をされているのは事実。


だとしたら一応平等の様な事を考えても良いよね?

私はそう思い立ち

「研究結果や成果などはどの国にも公開されるんですか」

そう聞いてみた。


するとそこまではまだ考えていないと言うので

何なら各国から研究者を募り協力した方が

研究も開発も早くそして技術が広まるのも早いのじゃないかと

私がそう提案してみると

自分には決められないと答えられ

何にしても一度国へ帰ってからその結果を持って

またここへ訪れる事にすると静かに話している。


まあ政治的な何かがきっと色々とあるのだろうけれど

ここに他の人を受け入れると一度覚悟を決めたら不思議で

どうせならどの国にもと言うか

この世界のすべてに平等に発展して欲しい

そんな風に私は思ってしまったのだった。


でもそうだよねそこまで介入するのも話が違うか

私が責任をもってすべてを指揮している訳でもないし

私の意志で始めた事でも無いのだから

細かい事まで口を出すべきでも無いのかと

返事を渋るサマサさんを前にそう思い直した。


何にしてもその辺もきっとアウラが考えて決定するんだろう

私は全ての責任のような物を

ここに人が入る事を許したアウラに押付け

面倒臭い事を考えるのは止めにした。


私は私のテリトリーを守って

思い描いた引き籠り生活を堪能するだけだ

利用されない様にだけ気を付けていれば良い話だ

そう思い直しここに建てた家の代金だけはきっちり請求した。



読んでくださりありがとうございます。

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[一言] まるなげ
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